2014-01-01から1年間の記事一覧

薄い、熱い、安い、おもろい。

窓からスカッと朝日の気配を感じたので、 なんとか、ひとりの朝を始められる。 とはいえ、いつも通りのギリギリなので、 ヒゲ剃って、燃えるゴミを捨てて、駅へ。 窓から感じた勢いのある朝日はけれども、 雲の向こうでギラギラしているばかり。 雨は降って…

子どもの立っているところ

妻が出張にでかけた。 「窓から見るー」という娘の声に応えて、 初めて窓からの見送りに挑戦するも、 降りしきる雨の音にかきけされて、 僕らの「おーい」は届かなかった。 休みのとも。 赤木かん子『今こそ読みたい児童文学100 (ちくまプリマー新書)』(筑…

靴ひも結んで、本持って開いて

穴が開きまくった靴はビニール袋に入れてしまった。 だから、ちょっと時間がない!という朝も、 かがんで、靴ひもを結んでから出かける。 かがんで靴ひもを結んでみて、あんがい、 時間がかからないことにきづく。 面倒くさいって、 その程度のことなんだよ…

踊り場で息を吹き返す

気になる新刊。 酒井順子『本が多すぎる (文春文庫)』(文藝春秋) 以前は、ほんの数行しか書かなくても、 更新したものだったが。最近は、どんな記事を書くか、 本のことや、生活のことなど、思い出せなくて、 書かないこともある。それ以前に、時間がなく…

「むかしぼくは書店員だった」

朝、電車の中で、すべからくさんのツイート。 恵文社一乗寺店で、堀部篤史さん×島田潤一郎さん(夏葉社)との対話? 昨日、京都で町本会があるらしいことは聞きかじったが、 「恵文社なら出かけるのに京都だと遠く感じるんだよな」 などとうそぶいて、詳細を…

若い図書館人の声を聴け

休み明け。 もっと早く出かけたかったが、 いつもの電車に乗るので、精いっぱい。 今日は、雑誌がたくさん入荷した。 午前中に、レジでミスを犯す。 打たれ強いレジマンになりたい。 気になる新刊。 内田樹『街場の共同体論』(潮出版社) 『ダ・ヴィンチ 20…

歩く速度で見える景色

ゆうべ、後輩とメールをやりとりしながら、 どんどんと鼻の穴が膨らんできて、 今朝はするりと目が覚めた。 久しぶりに走らずとも間に合う時間に家を出た。 いつも時間がなくてつっかけていく穴の開いた靴でなく、 きちんと紐を結ぶ靴を履いて、駅まで歩いた…

版元営業さんに後光

6月初出勤。 担当替えなどもあり、 鼻の穴をふくらませながら、 穴の開いた靴で駆けてゆく。 車中のとも。 木村俊介『善き書店員』(ミシマ社) 再読。こないだ部屋でぱらぱらしてたのを持ってきた。 佐藤純子さんの1回目を読みおえた。 東京で書店員やっ…

本屋の雑誌を本屋で

車中のとも。(行き) 『本 2014年 06月号 [雑誌]』(講談社) 宇田智子「ほんの序の口」(表二)、 片岡義男「小説を書き始めて四十年」(p.8-9) 『ミッキーは谷中で六時三十分』*1読みたいなぁと思う。 購入。 本の雑誌編集部『本屋の雑誌 (別冊本の雑誌1…

ブショウの歯ぎしり

お弁当を作れるような時間には起きられず、 なんとか髭だけは剃って、駆けだす。 雑誌の追加発注は、到着したころには売れ止まる気がして、 なかなか手が出せずにいたのだが、さすがに即日完売とか、 二日で18冊売れ、残1とかになると、FAXしとこうか…

青年は旅の途中で女を覗いた

ゆうべは、だらだらと『哀愁の町に・・・』を読み継ぎ、 夜更かししてしまった。妻が出かけるタイミングで、 なんとか脳みそをけっとばして起きる。 娘を医者に連れていき、水ぼうそうシーズンに幕。 お義母さんに娘を託して、大阪へ。 滞りなく用事を済ませ…

雨は降る、本屋の雑誌は来ない

雨。 昔より、雨が少なくなった気がする。 屋内で働いているからだろうか。 降っても、実感が少ない。 それでも今朝は、 しっかり降った。 雨を、待ち望むひとだって、いる。 むやみと、雨が上がるのを祈るのは、 だれかのしあわせを踏みにじることでも、あ…

父の帰郷、娘の帰郷

昨日、切ったパイナップルを、 タッパーにつめて出かけた。 結局それが昼食となった。 車中のとも。 本の学校:編『本との出会いを創り、育てるために―「本の学校」は、なにをめざすのか』(出版メディアパル) 米子市立図書館は23年前の1990年に県から…

未熟者はパイナップルを切る

日曜日。 ぼくは休みだが、妻は仕事。 水ぼうそうちゃんと、ふたりの日曜日。 「となりのトトロ」を見ている間に、 洗濯物を干す。昼寝をしている間に、 本を読む、つもりがこちらも沈没。 イスに座ったまま寝たら体が痛い。 体の痛みに耐えかねて目が覚める…

本を読む人、文字を味わう人

どうやら、娘は水ぼうそうらしい。 急遽、今日の予定を組み立てなおす。 妻には午前中だけ仕事を休んでもらって、 その間に健康診断を受けに行く。健康診断後に、 知人の演劇公演を観に行く予定は、キャンセル。 車中のとも。 正木香子『本を読む人のための…

一緒にコーヒーを飲むように

ずいぶんと朝寝坊してしまう。 ひとりの朝。午後から用事があるので、 洗濯だけでもすまさねば、と布団から這い出す。 5月は、服装が難しい。長袖を二枚重ねれば、 駅に着くころには汗ばんでいた。 車中のとも。 矢萩多聞『偶然の装丁家 (就職しないで生き…

偶然を装填か

妻子のいない夜を本を読んで過ごした。 読了。ゆうべ。 渡邊十絲子『今を生きるための現代詩 (講談社現代新書)』(講談社) いま人間にできることは、謙虚になるきっかけとしての詩に接することだ。(p.203) さて明日は何を持っていこうか、と本たまりを漁…

振り返れば誰がいる?

妻が早朝に出張に出かけた。 しばらくひとり、ふとんの中で朦朧。 ねばりつく眠気から意識をはぎとって、 燃えるゴミを持って、部屋を出る。 車中のとも。 渡邊十絲子『今を生きるための現代詩 (講談社現代新書)』(講談社) どれだけものを考えつめたつもり…

夏休みのような、気分

珍しく、平日に妻と休みが重なる。 妻が娘を保育園に送る間に、洗濯物。 未完成のDIYキッチンについて打ち合わせ後、 自転車でそこらを回る。鴻ノ池運動公園から、 般若寺を回ってくる。夏休みのような気分。 買い物ついでに、少しだけ本屋さんをのぞく。…

新刊が、届く喜び

祝日明け、今日から荷物あり。 小売り労働者に連休はないけれど、 あれだね、かえって体がなまらなくて いいかもしれないな。入荷がないだけで、 ずいぶんと楽だったし、「連休明け、しごとやだ」 みたいなことにも、ならないし。 と、いうわけで、久しぶり…

教科書の中の詩は、不幸か。

日曜日、今日は出勤。 7時前の近鉄奈良駅には、すでに、 大勢の人が集まっていた。なによ、これ。 観光地? 車中のとも。 渡邊十絲子『今を生きるための現代詩 (講談社現代新書)』(講談社) 序章が、非常に頼もしい。 あんまり勇ましいことばに、ひやりと…

鼻づまり右往左往

今日も調子が良くない。 マンションのエレベーターを使ってしまう。 エレベーターのなかの鏡を見ると、向かって左の鼻の穴(左鼻の穴)に、 白髪の鼻毛を、いや鼻毛の白髪を発見した。 体調が悪いなりに駅まで走っていく途中、 一頭の鹿と出会った。角がはえ…

ぼくが暑さを望んだころ(ついさっき)

朝から、なんとなく具合が悪い。 風邪気味か。せっかくのいい天気の休日だが、 おとなしく家にいようか。娘を保育園に送り出し、 洗濯して、昼にラーメンを食って、ジョジョの文庫を読んだ。 家の中にいるほうが寒いかもしらん、 自分に言い訳をして、自転車…

放課後に、おやつ

うっすらと雨降る中、走って駅へ。 向こうから女の人が走って来た。 互いにちらりと一瞥して、それぞれの、 目的地へと駆けてゆく。 予想外の大量入荷で開店前からぐったりしてしまったが、 パートさんたちのなにやら明るいパワーで、 なんとか退勤時間まで…

迷子のセレンディピティ

5才の女の子、迷子。 お父さんを一緒に探す。 めちゃめちゃ泣いている。 手をつないでくる。 なんとか落ち着かせようとする。 館内放送したり、店内を一緒に探し歩いたり。 じっとしていられない。不安でたまらないのだろう。 そのうち、ひょっこり現れた父…

山脈(あちらに入荷の、こちらに返品の)

幼年誌が山もりで入荷してくるも、 明日が祝日だと思えば、多少は気持ちにゆとり。 そんなことより、段ボールが足りない。 返品の山を小さく積み重ねる。 車中のとも。 外山滋比古『乱読のセレンディピティ』(扶桑社) 気になる新刊。 木村俊介『仕事の小さ…

カッテ、カッテ、カッテ

鍼にいく。 帰りに、近鉄百貨店の本屋さんに寄ろうかと、 思ったけど止める。こないだそこで買った本を、 まだ読んでいないから。 購入。フジケイ堂小西通り店。 嵐山光三郎『古本買い 十八番勝負 (集英社新書)』(集英社) 和田誠『物語の旅』(フレーベル…

おじさんがいっぱい

ゼクシィの前月号が返品できないまま、 残っていた。それを引っ張り出して、場所をつくる。 土嚢のような今月号をせっせと格納していく。 新婚すぎるのはいいが、重すぎるのはいやだ。 車中のとも。 永江朗『おじさんの哲学』(原書房) 片岡義男、のとこ読…

人を呪わば雑誌が二冊

月曜の朝、雑誌売り場は、 悲しいくらいにぐちゃぐちゃにされている。 「読み終えた本を棚に戻せない奴は来るな」と、 繰り返し、繰り返し、呪いをかける。 同じ雑誌が2冊ほど、元の場所から遠いところに置いてあり、 『あぁ、混んでいて、元の場所に戻せな…

ビールかパンか、本なのか

今日も、今日とて作業に勤しむ、 作業すら終わらないこともある。 作業を時間内に終わらせることができそうになって、 ふと、次なる作業を探そうとしている自分の意識に気づく。 そうやって、考えること、工夫することから逃げてきたのか。 けれど、気が付く…