2014-01-01から1年間の記事一覧

この漫談は、6年ものですぜ?

台風が来る日。 祝日なので、入荷はなし。 念のため、いつもと同じ時間に起きる。 幸い、雨はまだ降っていない。今夜と、明日の朝と、 電車が動かないことも想定し、携帯の充電器を鞄に。 それでもまだ時間に余裕があって、珍しくパンを食べてから、 家を出…

細々と読み継ぐ日曜に

昼過ぎには帰ってくると思った妻が、 案外ゆっくりと帰ってくることが判明。 午前中は、娘と公園で遊んだりして過ごす。 昼過ぎに帰ってきて、なんとか娘を寝かしつける。 休みのとも。 山本善行『定本 古本泣き笑い日記』(みずのわ出版) 紐しおりが挟まっ…

本の周りのうれしい気持ち

ゆうべのラーメンがわざわいしたのか、 しばしばトイレに通うはめになる。油に弱いのか。 お話会で、絵本を2冊ほど読み聞かせ。 今日のちいさなお客さんたちは、 静かに、けれど確実に目で反応してくれて、 とても楽しかった。ありがとうよ。また来てね。 …

気持ち良いバトンリレーを求めて

土曜日は、ダイヤが違う。 毎朝、それなりに小走りで駅に向かうが、 今日は、なかなかに懸命に走った。おかげで、 思いがけず2分ほど余裕が出たので、 冷たくて甘い飲み物でも買おうと、 自販機に小銭を投入。 押そうと思って指がのびたところに、 赤い色。…

ちょっと名古屋へ、浜松へ。

浜松に用事があったので、出かけた。 まずは、高速バスで名古屋まで。 バス内では酔って本を読めないので、 何をして過ごそうかな、などと思っているうちに、 居眠りしてしまった。名古屋、あっと言う間だ。 9時半頃に名古屋に降り立つも、 11時には名古…

夏葉社と長谷川書店と、漕ぎ出す力

岡崎武志さんの『親子の時間』*1が欲しいな、 と思っていて、それはオカタケ師匠のブログで知ってから、 ずっと思っていて、でも、岡崎さんの本で、夏葉社の本なら、 善行堂*2で買いたいな、と思っていて、とほんさん*3や、 啓林堂書店奈良店などでも手に取…

できることをしたい。

車中のとも。荒川洋治『忘れられる過去 (朝日文庫)』(朝日文庫) 「クリームドーナツ」という文章が良かった。 本屋さんで買う前にパラパラしたときにも、目にとまって読んだ。 その時は、最後のまとまりが印象的だったのだけど、今日は、 習慣のことについ…

ある秋のはじまりの日の読書

ゆうべは9時過ぎに寝たのに、 なかなか起きられずに急いで出勤。 予想以上の荷物の量に心身ともに削られる。 ただ、もう少し早く起きさえすれば、 このダメージは全くのゼロにできたかもしれない。 本屋さんの未来は、早起きにかかっているのかもしれない。…

読みそれぞれ、訳それぞれ

車中のとも。 片岡義男、鴻巣友季子『翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』(左右社) 『群像』2012年11月号*1の「群像的文体練習」の話が出てきた。 穂村弘、福永信と鴻巣友季子でレイモン・クノーの文体練習に倣う試み、とな。 「詩人と小説家という実作…

問答の呼吸

またうっすらと、めまいを感じたり。 脳内酸欠みたいなものかもしれないな。 働きながら、深呼吸、せよ。しよ。 気になる新刊。 小林賢太郎『僕がコントや演劇のために考えていること』(幻冬舎) ハマザキカク『ベスト珍書 - このヘンな本がすごい! (中公新…

魅惑の問答集

収束したかに思えるめまいを、 それでもいちおう用心して、 娘を連れて日帰り行楽。 京都の水族館へ。 京都駅からでは、恵文社一乗寺店も、 善行堂もガケ書房も、さっと行くわけにいかず。 豪雨をやり過ごすためにちょっと寄った大垣書店で、 『翻訳問答』を…

めまいのち、減速

まだ軽いめまいが残っていて、油断ならない。 けれどもそういう体調のときは接客が丁寧になるので、 今日はお問い合わせ対応に注力してゆこうか。 夕方、「トモガシマが表紙のハイキングかなんかの雑誌」 という問い合わせに、正解を出せたのが今日のハイラ…

そのめまいは突然に

車中のとも。 鴻巣友季子『翻訳教室―はじめの一歩 (ちくまプリマー新書)』(ちくまプリマー新書) 欲しいな、と思いつつも、すぐには手に取れなさそうな、 『翻訳問答』*1への道しるべとなるかな。たぶん、 恵文社一乗寺店にはあるだろう。次はいつ、行ける…

誰かのため、わたしのため?

読了。 杉田明子、佐藤剛史『中高生のための「かたづけ」の本 (岩波ジュニア新書)』(岩波ジュニア新書) これは比較的「中高生のための」という姿勢がはっきりとしていて、 良かった。はっきりと「誰かのため」に書かれた本は、 その「誰か」に自分を当ては…

去りゆく夏を惜しむ夕暮れ

まだ泉さんの、途中なんだけど、ついつい、 ときどき読み返したくなるこいつを持ってきてしまった。 「赤いノートブック」を、ある珍しい本との出会いの話まで。 車中のとも。 ポール・オースター、柴田元幸『トゥルー・ストーリーズ (新潮文庫)』(新潮社)…

貧乏は本読みのはじまり

普段の2倍の送品表に恐れをなして出勤するも、 総量としてはそれほどでもなく、アイテム数が多いけど、 なんとか戦える相手でよかった。 読了。 岡崎武志『貧乏は幸せのはじまり (ちくま文庫)』(筑摩書房) 荻原魚雷さんとオカタケ師匠の対談、面白かった…

あたしゃ、リレーの途中でした

なんとなくな不安を抱えて出勤。 与えられた場所で、期待に応えられるのだろうか、 という。買いかぶられることから必死に逃れて、 自分を低く、低く差し出したい私が、いよいよ、 そうも言っていられない年齢、と言おうか、 立場、と言おうか、いや、いよい…

自称貧乏人、自称書店員

女の子向け幼年誌がたくさん入荷。 海賊と女王も入荷。それに押し出されるように、 覚えきれないほどの本たちが、段ボールの中に、 次々と姿を消していく。 「昨日までここにあった本は?」 購入。 本の雑誌編集部『本の雑誌374号』(本の雑誌社) レイ・ブ…

本屋さんは幸せのはじまり

9月11日があって、3月11日があって、 だからなんか、奇数月の11日は、 気持ちがしんとなる。 気になる新刊。 枡野浩一『かんたん短歌の作り方 (ちくま文庫)』(筑摩書房) 湯川豊『夜の読書 (ちくま文庫)』(筑摩書房) 本の雑誌編集部『本の雑誌374…

僕には本屋さんが必要です

先週の土曜日くらいからドキドキしながら、 果たしてきちんと仕事にケリをつけて、 島田さんに会いに行けるだろうかと、 できる作業を先取りするつもりで働いてきた。 車中のとも。 エーリッヒ・ケストナー、高橋健二『ケストナーの終戦日記―1945年、ベルリ…

きみはゴキちゃん

雨はあがっていたけれど、 帰りに降られるといやなので傘を持って出た。 すごい台風が来るらしいのだが、帰りも雨は降っておらず、 僕は店に傘を忘れてきた。 気になる新刊。 川上未映子『きみは赤ちゃん』(文藝春秋) 購入。 石井桃子『新しいおとな』(河…

夏に飛ぶ教室

今日は、買ってしまいそうな新刊が出るので、 軽めの本を持っていこう、と朝、時間もないのに、 本棚の前に立つ。ケストナーの、終戦日記にしようと思ったが、 もそっと気楽に読めるのがいいかな、とこいつを。 車中のとも。 エーリッヒ・ケストナー、桜井誠…

黙って、本を並べよう

いろいろと手が回らない。 それでも、一緒に働いている人と交わすことばや、 お客さんとのやりとりに、少しずつ喜びをもらいながら、 くるくると売り場を駆けまわる。休憩も、大切に。 気になる新刊。 駒沢敏器『人生は彼女の腹筋』(小学館) 『人生は彼女…

細切れ、頭痛、低気圧

昨日、職場から電話があり、 仕事のミスが発覚。いつまでたっても、 ミスがなくならない。つらい。 低気圧も手伝ってか、頭痛。 車中のとも。(行き) 石塚昭生『石塚さん、書店営業にきました。』(ポット出版) 書店員は毎日大変忙しいです。より正確に言…

旅つなげ!本つなげ!

読了。ゆうべ。 『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(早川書房) 日付が変わってしまったけど、このくらいなら、 と一気に読み干してしまった。このくらいなら、 明日の仕事にも差支えないだろう、と。 差支え、どころか、 叱咤激励を受けてしまった。 …

生温い日常の価値とは

少しだけ早い時間に起きて、 少しだけ早くいつもの電車に乗り込んで、 少しだけ早く送品表のチェックを終えて、 今日はケータイを開かずに本を開く。 車中のとも。 佐々涼子『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(早川書房) 第五章まで読み終えて、本を…

忘れた苦味、応答せよ。

桜桃忌だから、部屋のすみの段ボールひっかきまわして 新潮文庫の『ヴィヨンの妻』を取り出し、「桜桃」を読んでみた。 雑誌『世界』昭和23年5月号に発表されたそうな。 「子供よりも親が大事。」この桜桃は、苦い桜桃。 同じ段ボールから、『津軽』も一緒…

店頭在庫の女神

なんとか、1本早い電車(12分早い)に乗って、 7分ほど早く店にたどり着いた。はたきを、 はたきをかけなければ!と思いつつも、 休み明け、売れた本の確認と発注して、 いけない、こんな時間!はたきを、 はたきをかけるんだ! ぱた、ぱたっ! うぷ!ほ…

パニックと、ほん

休みの日、ふいにやりたいこと、やらなきゃなことが、 あたまのあちこちにちらかってしまってパニックになる。 洗濯物を干し、皿を洗って、さて、というときにふいに。 YouTubeで延々と「おなじ話」*1を見たりしても、 傷が深まるばかり。今日は、とりあえず…

読みすぎ注意!波乱万丈濃縮新書。

日曜だけど、出勤。 W杯だけど、出勤。 久しぶりに二度寝をかまし、 けれどなんとか、遅刻はせずに。 最近は、送品表をにらむ時間だった新大宮〜西大寺間の車窓から、 久しぶりに平城宮跡を眺める。青々とした草がきれいだけど、 あのショベルカーだかブル…