2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

何度でも笑え瀕死の作業員

うぃずもあ的な女性誌発売日。 今のお店に移ってきてしばらくは、 その入荷の多さに震えていたものだが、 最近は、ずうずうしくなってきたのか、 入荷が落ち着いてきたのか、それほど、 心臓を圧迫しなくなった気がする。 とはいえ、GW前。明日の幼年誌を…

自分を傷つけた夜を越えて

ゆうべ、なんとなく寝るのを先延ばしにしてしまい、 夜、遅くなってからさらに本を手にしてしまって、 鈴木夫妻のとこを読み終えてなお止められず、 石井先生との会話もずるずると読み続けた。 そういう、「自傷行為」にも似た、 夜更かし、夜読みの時間、た…

聴くな、読め!読むな、聴け!

車中のとも。 John Lennon「Just Like Starting Over」 鞄には、中山康樹『ジョン・レノンを聴け! 』*1とともに、 『多聞典』*2も入れてきた。選びきれなかった。 そうして、車中ではイヤホンで耳をふさいでケータイいじり。 気になる新刊。 『復刊アサヒグ…

また金曜日が来ると信じて

これから晴れていくだろう曇天の下の小走り。 車中のとも。 ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、アンディ・ピーブルズ、池澤夏樹『ジョン・レノンラスト・インタビュー』(中央公論新社) エルトンのライブに出て、ヨーコと再会するくだり、すてき。 退勤して外…

いつだって、今だって

車中のとも。 ジョン・レノン、オノ・ヨーコ、アンディ・ピーブルズ、池澤夏樹『ジョン・レノンラスト・インタビュー』(中央公論新社) 「JOHN いつだって戦争はあるし、いつだって誰かが銃殺されたりしているし」(p.94) 二日後にジョンが銃殺されること…

読まずに探す夏の気配を

iPodでジュディマリ聞きながら駅まで。 電車に乗りこんで、持ってきた本に合わせてジョン・レノンに、 替えようかと思ったときに好きな歌だったから、そのまま聞く。 僕が初めてビートルズを聞いたのは、カセットテープだった。 ジョン・レノンのソロも、カ…

あなたに似あう服のこと

早起きして、カレーを食べて出かける、 という野望はあっさりとやぶれた。 ちょっと肌寒いので、強めの小走りで駅へ。 車中のとも。矢萩多聞『インド・まるごと多聞典』(春風社) らくちんだったんだと思う、好きな服を着ていると。(p.181) 樋口薫さん、…

新鮮な文庫を汚しながら読め

小走りの強弱つまみの操作で間に合うなら、 あと5分早く起きるという選択は採用されない。 弁当や朝食用おにぎりやらをかばんにつめこんだら『多聞典』*1が入らなくなって、 目に入った文庫をひっつかんで、家を飛び出す。小走り、強。 車中のとも。 ジョン…

散る桜、光る葉桜、38まで

目のはしに、桜を探す。 佐保川沿いの桜も、だいぶ散ったようで、 なぜだかホッとするような感じ。そうして、 送品表に視線を戻す。早くチェックを終わらせて、 多聞さんの話を聞きにいかなくちゃ。 車中のとも。 矢萩多聞『偶然の装丁家』(晶文社) 「『ど…

贈る言葉に散るさくら

車窓から、佐保川沿いの桜が見える。 まだ、わりと咲き残っているようだ。 平常宮跡にある桜も、まだ咲いている。 それにしても、車窓からの景色をもうずっと、 見ないまま毎日を過ごしていたなぁ、と思う。 車中のとも。 内田樹『街場の文体論 (文春文庫)』…

損なわれた信頼を抱えて

汗かいて、早く起きた。 今日こそは早く出勤だ。 珍しくごみの袋を手にして家を出た。 1本早い電車に乗って、久しぶりに、 雑メモをツイートしてから、本を開く。 車中のとも。 新潮社編『私の本棚 (新潮文庫)』(新潮社) 酒井駒子の「混ざりあう心地よさ…

置き忘れて、気づく

早く起きて早く出勤して、 たまった仕事を片付けよう、 という野望はまたしても、 甘くて暖かい怠惰な布団に、 くるまれて崩れ落ちた。 今日は、雨だ。 車中のとも。 新潮社編『私の本棚 (新潮文庫)』(新潮社) 都築響一から、中野翠、小泉武夫、内田樹、 …

花びらのことで何か忘れていませんか

ゆうべ用意した、ちくま文庫30周年プレゼントのはがきをかばんに入れ、 妻子と連れ立って花見散歩に出かけた。佐保川沿いには屋台も出ていて、 小学生くらいの男の子がほれぼれするほどみごとな呼び込みをしている。 JRが桜の中を駆けていく様子は、すてき…

美味しいものを読みなさい

車中のとも。 新潮社編『私の本棚 (新潮文庫)』(新潮社) 井上ひさしのとこ。面白い。面白いというか、 読んでいて気分がいい。読んでいて気分が良くなる文章を読みたい。 もちろん文章、本の好みは人それぞれだから、僕が言っているのは、 「美味しい(と…

遠い4月、近い4月、嘘と桜と感傷と

傘を持って出たが、こぶり。 ギリギリの時間だったので、 差さずに走る。小走る。 視界の端に桜。 咲いてる。 電車の中に、新入社員っぽい女の子。 そうか、今日から4月だった。ぼくは、 新入社員だったことはないので、代わりに、 大学生だったころの4月…