ビールかパンか、本なのか

谷根千ちいさなお店散歩


今日も、今日とて作業に勤しむ、
作業すら終わらないこともある。
作業を時間内に終わらせることができそうになって、
ふと、次なる作業を探そうとしている自分の意識に気づく。
そうやって、考えること、工夫することから逃げてきたのか。


けれど、気が付くと、作業を終えられないまま、
就業時間は過ぎ去っていて、またもや味気無い残業のパンを、
むさぼり食っているのであった。


帰り道、『昨日飲んだビールを我慢すれば、文庫の一冊も買えたのにな』
などと頭をよぎったが、あのままビール抜きに北村さんの話まで、
たどり着けなかっただろう、という昨日の状況を思い出して、
自分を慰めた。慰めついでに、アンパンを買って食べた。
このアンパンで、文庫の一冊も、とは思わなかった。


気になる新刊。
南陀楼綾繁谷根千ちいさなお店散歩』(WAVE出版)


ナンダロウさんの新刊、大阪にあるうちの店にも、
3冊の配本あり、ありがたく平積みさせていただく。
ぱらぱらすると、古書ほうろうや、古書信天翁も載っていた。
はるか遠き谷根千を思う。誰か、買ってくれるかな。


永江朗おじさんの哲学』(原書房
山口昌男のとこ。突然、永江さんのアールヴィヴァン時代の話が出てきた。