靴ひも結んで、本持って開いて
穴が開きまくった靴はビニール袋に入れてしまった。
だから、ちょっと時間がない!という朝も、
かがんで、靴ひもを結んでから出かける。
かがんで靴ひもを結んでみて、あんがい、
時間がかからないことにきづく。
面倒くさいって、
その程度のことなんだよなぁ。
前に勤めていたところ(書店でない)の上司が、
頻繁に「めんどくせぇ」と口にしていて、
なんとなく、嫌だなぁと思っていた。
エネルギーを吸い取られるような、
言っている人も聞いた人も、
エネルギーが漏れてしまう。
めんどくさい、が発明の母になることもあろうけど、
あんまし、口癖にはしないほうがいいよなぁ、と。
メンドクサイが脳波に現れる前に、
手を動かし、足を動かして、
てきぱきと働くことが、
気持ちいいんじゃないかしら。
せっせと期限切れ雑誌の返品了解FAX。
車中のとも。
内沼晋太郎『本の逆襲 (ideaink 〈アイデアインク〉)』(朝日出版社)
なるべく全貌が見渡せる、これからの本の世界を歩くためのコンパクトな地図のような本になればと願っています。(p.008)
届いた常備の箱を開けて、配架。
こんなにマニアックな本が、けれど、
棚に並んでいることで誰かの目にとまることもある。
その僥倖を祈るような気持ちで、入りきらない別の本を、
棚から抜き取って返品する。どちらの本も棚に並べることは、
できない。この世に流通しているすべての本を並べることは、
できない。なんとか、1日でも、15分でも長く、
棚に置いておくようにしますから、
早く、見つけてください。
あなたのこころに寄り添う、この本を。
(そして、そのままレジに持って行ってくださいね)
(そして、そのまま、購入してくださいね)
(そして、できれば持ち帰って袋から出して、撫でまわしてくださいね)
購入。
安野光雅『絵のある自伝 (文春文庫)』(文藝春秋)
赤木かん子『今こそ読みたい児童文学100 (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房)