ブショウの歯ぎしり

お弁当を作れるような時間には起きられず、
なんとか髭だけは剃って、駆けだす。


雑誌の追加発注は、到着したころには売れ止まる気がして、
なかなか手が出せずにいたのだが、さすがに即日完売とか、
二日で18冊売れ、残1とかになると、FAXしとこうか、
という気になりました。ええ、無精者です。無精髭です。(←今日は剃ったよ)


やり残したことがあるような気もしたけど、
大きく息を吐き出して、退勤。明るいうちに奈良に戻る。
ベランダで育ちすぎた大葉をつんで、飲み屋に向かう。
ひとり出版社(出版者)、古本屋店主、元書店員という、
「本屋」な人々と、楽しく飲んだ。


ともかくも、自分の持ち場でガンバルゾ、
という気持ちを新たにする。今は、「普通の」本屋さんを、
明日につなげるために。棚を耕して、店を育てて。
ときどきは、こうして本屋さんが好きなひとと話して、
活力をいただいて。


読了。
椎名誠哀愁の町に霧が降るのだ〈上巻〉 (新潮文庫)』(新潮社)