2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

みつよにかこまれて。

読了。 角田光代『みどりの月 (集英社文庫)』(集英社文庫) 面白かった。解説は長嶋有。 解説タイトルは「いろんな気持ちが本当の気持ち」、 って、おーい!あんたのエッセイ集のタイトルでないかい。 あとで、もったいなくってエッセイタイトルにも使った…

逃げられますか。

車中のとも。 角田光代『みどりの月 (集英社文庫)』(集英社文庫) こら!オレンジのスカートの女! 読んでいて、強い不快感に悩まされる。 この強さが、物語のちから。ああ。 しかし、実際、じぶんがこういう場にいたら、 果たして、ひとりでさっさと逃げ出…

はるきくんとりゅうのすけくん

気になる新刊。 『中田英寿 誇り』(幻冬舎) 山田俊幸『アンティーク絵はがきの誘惑 (産経新聞社の本)』(産経新聞出版) 天満ふさこ『「星座」になった人―芥川龍之介次男・多加志の青春』(新潮社) 芥川龍之介、ジェイ・ルービン『芥川龍之介短篇集』(新…

ココロマヒネ

気になる新刊。 『yomyom Vol.3』(新潮社)*1 志ん朝の仲間たち『まわりまわって古今亭志ん朝』(文藝春秋) 『NHK きょうの料理ビギナーズ 2007年 07月号 [雑誌]』(日本放送出版協会) 『yomyom Vol.3』の緑が、 ちょっと気に食わない。なぜだろう。 ネッ…

やがて、すづくり。

以前、とりのブックマークで触れたあれを発見。 そうです、「ペプシアイスキューカンバー」です。 悪くない、と思った。オレは、ね。 においだけで、しばらく飲めなかった。つれは、ね。 味覚の不一致ですか。スイカっぽい後味だった。 瓜だね、つまり。瓜二…

世界への強い違和感

車中のとも。 角田光代『みどりの月 (集英社文庫)』(集英社文庫) 面白い。が、別れちまえばいいのに、という、 強い違和感も覚える。その強さが、つまり、 作品の強さでもあるのだろう。 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 『みづゑBOOK イラストレーショ…

欠番

車中のとも。 浜美雪『師匠噺』(河出書房新社) 春風亭昇太が2007年で48歳だという。仰天。 D&DEPARTMENT PROJECT 東京店にて、 『d long life design』vol.11を探すも、 ネットショップの在庫そのままに、vol.10の隣りに、 vol.12がありまして。どうしてな…

はまじむし

読了。 ナンシー関、リリー・フランキー『小さなスナック (文春文庫)』(文春文庫) ほんとに、急逝だったんだねぃ。 ナンシーのほかの本も読みたくなりました。 気になる新刊。 浜島直子『はまじの地球まるかじり 旅の虫』(講談社) 新刊てほどでもないの…

治らない風邪

購入。 北尾トロ『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』(風塵社) 表紙&帯に描かれている北尾トロがいい。 あきやまみみこというひとの装丁・イラスト。 雑誌『ダ・ヴィンチ』でのイラストは、あまり好きじゃなかった。 いま、改めて、本の外装を眺めたが、いいね。…

眠い目に活字。

車中のとも。 ナンシー関、リリー・フランキー『小さなスナック (文春文庫)』(文春文庫) 気になる新刊。 鈴木宗男、佐藤優『反省 私たちはなぜ失敗したのか?』(アスコム) 角田光代『ロック母』(講談社) 清岡卓行『随想集 偶然のめぐみ』(日本経済新聞…

読む本を、買う。

読了。 荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房) 出かける前に、もう少しだから、と思って、 読み終えた。そのまま出かけたので、本が無い! ガーン。 購入。 ナンシー関、リリー・フランキー『小さなスナック (文春文庫)』(文春文庫) なにげに、ナン…

酔いあたまで、読む。

車中のとも。 荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房) 酔っ払っていたが、がんばって読む。 意外と読める。 『名短篇―新潮創刊一〇〇周年記念 通巻一二〇〇号記念 (SHINCHOムック)』が登場した。(p.188) そういえば、選者だったっけ。読みたいなぁ。

本の中に、本を読む。

車中のとも。 荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房) p.120表題作「世に出ないことば」、意外にも長嶋有。 荒川エッセイには、自分でも読みそうな本は、 あんまし出てこない気がしていたからね。 これ読んで、『ジャージの二人』読みたくなりました。 …

ただひとりの読者

読んでます。 荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房) p.56-57の「動揺」はやはり見開き2ページのみのエッセイ。 戦時中に文壇に登場したAという作家のことを話したとき、 その作家の郷里(荒川氏と同郷?)にもかかわらず、 会場にいた150人くらいの…

荒川エッセイ

読んでます。 荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房) 短いかたまりのエッセイがたくさん。 ほんとに、短い。見開きくらいのも。 いい。 「風景の時間」を読んで、(p.38) 黒島伝治の「橇」という小説を読みたくなった。 わがままをひとつ言ってしまう…

気負わずに、手に取れば。

読了。 角田光代『空中庭園 (文春文庫)』(文春文庫) よかった。 石田衣良の解説も、ほどよい。 『対岸の彼女』読みたくなりますね。 って、これまだ文庫おちしてないのかー。残念。 石田衣良も言っているが、男性視点の「チョロQ」にも、 すんなり感情移…

同じ世界を生きている

車中のとも。 角田光代『空中庭園 (文春文庫)』(文春文庫) 読み進めています。 連作短編で、同じ世界を何人もの語り手によって、 構成しているのだけれども、語り手が変わったときに、 どの方向から話されているのかを理解するのに、 やや時間がかかった、…

もってかれちゃいそう。

読み中。 角田光代『空中庭園 (文春文庫)』(文春文庫) 空き時間に読んでいたのだが、かなりパワフルで、 途中なんども、「このまま読んでちゃまずい」と、 かばんにしまったのだけれども、 「このパワーを飲み込まなくちゃ」と、 はなしの終わりまで読んだ…

隣に座らないで!

読了。 小林紀晴『写真学生 (集英社文庫)』(集英社文庫) 車中のとも。 角田光代『空中庭園 (文春文庫)』(文春文庫) そもそも通学にバスを使っていなかったけれども、 クラスメートの女の子があとから乗ってきて隣りに腰かけて、 「おはよう」なんて挨拶…

命一杯

車中のとも。 小林紀晴『写真学生 (集英社文庫)』(集英社文庫) 気になる新刊。 呉智英『マンガ狂につける薬 下学上達編 (ダ・ヴィンチブックス)』(メディアファクトリー) 洞口依子『子宮会議』(小学館) ルイス・サッカー、金原瑞人、西田登『歩く』(…

写真学生、ふたたび。

車中のとも。 小林紀晴『写真学生 (集英社文庫)』(集英社文庫) うーん。19歳。10年前。 新しい生活へ漕ぎ出す胸の高鳴りは、 いつまでも追い求めたいもの。(←ほんとに?) 単行本で読んだことがあるのだが、*1 再読用にブックオフで買ったものです。 解説…

とり、本屋さんにゆかない

気になる新刊。 『BRUTUS (ブルータス) 2007年 6/15号 [雑誌]』「大松本論」(マガジンハウス) コンビニで発見。 最近、本屋に行けていない。 今日は電車にも乗らなかったので、 本も読んでいない。むー。むー。 PC落として、本読むかい?