2009-08-01から1ヶ月間の記事一覧

メールを声に出し

台風が過ぎたあと、蒸し暑い夜を帰る。 仕事がうまくいかなかった苦い気持ちを、 友だちからのメールで紛らしながら。 読了。 鴻上尚史『名セリフ!』(文藝春秋) とても嬉しいメールをもらった時、何度も見て、読み返して、気がついたら思わず声を出して読…

衆愚のひとり、母校で投票

選挙に行った。 地元の小学校、通っていた小学校の体育館。 懐かしいレリーフなんぞ目にして、ふと、 携帯のカメラを向けそうになったが、 なんとなく怒られそうな気になって、 止めた。 引っ越しが最近だったので、 現住所での投票はできなかったのだ。 そ…

勝間さん現象は愉快かな?

仕事で必要なものを取りに実家に帰った。 誰もいない家の、(元)自分の部屋で、 床に積まれた本を眺める。何冊か、かばんに入れる。 この本をいつか、全て本棚に並べることができるだろうか、 と考えたら、なんとなく憂鬱になってしまった。 開け放した窓か…

絶望の先輩

借りた。 NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ『柄本明「絶望」の授業―課外授業ようこそ先輩〈別冊〉 (別冊課外授業ようこそ先輩)』(KTC中央出版) 鴻上尚史『名セリフ!』(文藝春秋) 車中のとも。 NHK「課外授業ようこそ先輩」制作グループ『柄本明…

サドルを見てた男の子

車中のとも。 長嶋有『猛スピードで母は (文春文庫)』(文藝春秋) その昔、(って、そんなに前でもなかろうに) 長嶋有が男だと知ったときに、軽いショックを受けた。 そんなことは、今、この記事を書き出す瞬間まで、 すっかり忘れていたのだ。 今では、も…

自販機さえも頼りにして

読了。 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)』(新潮社) 酔って帰る電車の中でいいところまで来ちゃって、 家までの商店街を、自販機のあかりなんかを頼りに、 読み読み帰って、最終的には布団の上で読み終えた。 なるほど、これ…

果てしない物語の果て

読了。 村上春樹『ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)』(新潮社) 詳しくは知らない、というか調べていない。 たしか単行本の頃には、まだあまり興味を持っていなかったので、 ねじまきのシリーズが、最初第2部まで出ていて、 けっこう…

友人を通り過ぎて

新幹線で名古屋を通過する。 長いこと会っていない友人のことを思う。 彼は、名古屋に住んでいるのだ。 ここで降りて、ビールの一杯でもともにして、 そうしたら、どんなにか素敵だろう、 と思いついたのは名古屋駅を発ったあとのこと。 本当に、会いたいの…

感情の森の嘘

車中のとも。 草野大悟『俳優論』(晶文社) 権堂に俺を奪われそうになった奇妙な二分間だった。(p.69) まだ、奪われるほどに演じたことがない。 嘘つくことに、根深い恐怖を感じているのか。 奥さんに「わたし、もうすぐ死ぬの?」 と問われて、果たして…

偶然と縁とオースター

知らないうちに、紹介されていました。 内沼晋太郎ブログ本の未来をつくる仕事/仕事の未来をつくる本 2009-05-04 「様々なブログでご紹介いただきました。」 だいぶ前だね。全然、知りませんでした。内沼さん、ありがとう。 ますますのご活躍をお祈りしとり…

本屋再発見の旅と本。

車中のとも。 TACプロフェッションネットワーク『税理士ビジネスで成功するための営業術』(TAC出版) 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 岩崎俊一『幸福を見つめるコピー』(東急エージェンシー) 『東京人 2009年 09月号 [雑誌]』(都市出版) ビートたけ…

言葉へピントを合わせたら

川崎市市民ミュージアムに行ってきた。 ハービー・山口写真展 「ポートレイツ・オブ・ホープ」〜この一瞬を永遠に〜*1 新しい写真も、過去の写真も織り交ぜて、かなり充実していた。 特に、ハービーさんの文章が添えてあるのがいい。 恥ずかしながら、写真の…