2010-01-01から1年間の記事一覧

鎌倉で新刊書店を回ってみた

鎌倉では、古本屋さんには行ったことがあったが、 新刊書店には入ったことがなかった。今日は、ついに、 3軒も立ち寄ることができてよかった。 まずは、島森書店。これは、海へ行ったり、 鶴岡八幡宮に寄ったりするときに、若宮大路沿いに、 ふっと目に入る…

隣りの寝息の穏やかさ

読了。 張競『海を越える日本文学 (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 妻がうたた寝している横で、読み終えた。 中国・韓国と日本、アメリカと日本、 「ヨーロッパ」と日本。いろいろあるね、組み合わせ。 日本文学と「日本」との、対応関係は、いかに。 日…

本なし、危機一髪

帰りの新幹線で読む本がない、ということで、 いくつかの本屋さんを回ってみたものの、 なぜか、これという一冊が決まらない。 とうとう、新幹線の改札すら越えた。 珍しくのぞみで帰るから2時間程度、とはいえ、 このままでは、せっかくの読書タイムを無駄…

わからぬままに読みためる

最近気づいたが、電車でシートの前に立つときは、 本を読んでいる人の前に立つようにしているようだ。 仲間だと思っているのかもしれない。 仲間だと思われたいのかもしれない。 読了。 難波江和英、内田樹『現代思想のパフォーマンス (光文社新書)』(光文…

いい夫婦は、消え失せた

いい夫婦の日。 いい夫婦って、なんだよ。 かつて、いい夫婦は存在した。 いまは、もういない。 だのに、なぜ、何を探して、 人はみな、結婚するのか。 なんてね。 車中のとも。 難波江和英、内田樹『現代思想のパフォーマンス (光文社新書)』(光文社) 「…

帰属への不安

図書館に予約していた本を、 取りにいけそうにない。無念だ。 車中のとも。 難波江和英、内田樹『現代思想のパフォーマンス (光文社新書)』(光文社) わたしたちは自分が帰属しようと望んでいる社会集団に固有の語法を選び出すことができる。(p.92) 日本…

若いつもりが。

停電があったらしい。 パソコンの画面か、電光掲示板か、 あたまのすみに、こすりついた情報。 世田谷線で、アンケートのようなものを実施していた。 そういうのは極力協力しない性なので、通過。 夜、久しぶりに会った仲間と飲んだ。 後輩に対して、なぜだ…

思い出させてくれた人

車中のとも。 内田樹『先生はえらい (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 『先生はえらい』を読んでいて毎度思うのだが、 「交換とサッカー」をスリリングに読み進めていって、 最後の裏サッカーの説明で割り切れない気持ちになる。 相手ゴールを自陣ゴール…

生と死と思い出

読了。 内田樹『街場の現代思想 (文春文庫)』(文藝春秋) 人生相談的な構成のQ&Aでは、わりと絶望的、 というか、「だからどうしたらいいのよ?」という、 他者依存無責任モードに放り出されることが多かった。 「では、どうしようか」という気になれば…

バッジと本と

仕事絡みで、ブラジルについて調べていたら、 案外、面白い。気になる本をリストにしてみたり。 借りた。 内田樹『先生はえらい (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 難波江和英、内田樹『現代思想のパフォーマンス (光文社新書)』(光文社) 鈴木孝憲『ブラ…

あとひとつの「1」

来年は、1並びですね。 「111111」楽しみだ。何してんだろ、自分。 バイト先の上司とランチ。 今後の身の振り方について、 いろいろお話させていただく。 いやー、正社員さんって、 大変ですね。 車中のとも。 ロバート・ベンチリー、浅倉久志『エンサイク…

こぞって文庫か

気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 松濤明『新編・風雪のビヴァーク (ヤマケイ文庫)』(山と渓谷社) 内田樹、三砂ちづる『身体知―カラダをちゃんと使うと幸せがやってくる (講談社+α文庫)』(講談社) まど・みちお『百歳日記 (生活人新書)』(日本放送出版…

向上心の硬度

読了。 内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)』(角川書店) はー。 なんというか、くじけているときに、 効きますね。向上心に自滅しないよう、 気をつけねば。怠惰にスポイルされるのも、 怖いんだけどね。 読了。 浦沢直樹『21世紀少年 上―本格…

無害図書でいいですか?

久しぶりに晴れ。 カーテンの向こうがまぶしい。 車中のとも。 内田樹『街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)』(小学館クリエイティブ) 少女マンガの「キモ」は、この「言葉としては口には出されていないが、記号的には発信されている思い」を読み…

本読みロールモデル

11月だ。 台風一過、はどこいった? しかし、上着の選択に苦労する。 地下鉄は、暑いよ。 車中のとも。 内田樹『街場のマンガ論 (小学館クリエイティブ単行本)』(小学館クリエイティブ) 内田樹『疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)』(角川書店) 行っ…

雨の日に不動産屋さんは

雨。 不動産屋を回る。 こんな雨の日でも、営業さんは出払っていたりして、 内見できなかったりも。そのおかげで、別の店で、 思いがけない物件に出会えたりもする。 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) いしいしんじ『遠い足の話』(新潮社) 関川夏央『家族…

腹八分目の本屋さん

バイト前に、中目黒駅前図書館にゆく。 予約してあった本を借りる。読んでない本を返す。 図書館の利用は、新陳代謝が肝心。 借りた。目黒区立中目黒駅前図書館。 エリック・ホッファー、中本義彦『エリック・ホッファー自伝―構想された真実』(作品社) ロ…

絵の絵を描かずにすむかしら

寒い。朝、上着を必死に探したら、 フリースを発見。かなり暖かい。 帰りは、一枚脱いでいた。雨、強い。 車中のとも。 保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』(草思社) 花の絵を描く子どもは、花そのものを描いているのではなく、花の絵を見て花…

自分が考えたいことは

寒い。 もう、冬が、冬が来ますよ。 車中のとも。 保坂和志『書きあぐねている人のための小説入門』(草思社) その小説を書きながら、それを書いている時間を通じて自分が考えたいことは何なのかということを考えてください(p.30:原文は太字部分に傍点あり…

知らぬが自演

読了。 内田樹『武道的思考 (筑摩選書)』(筑摩書房) 最後のほう、「アメリカの滅亡を心底願っている」というくだりに、 ぞっとした。うーん、そうなのか、そうなのかもしれん。 しばらく意識的にウチダーになるつもり。タツラーではなく。 意見が異なると…

学びつつあれ

気をつけていたのに、傘を持っていかれた。 ビニール傘とはいえ、何か、嫌な気分。 残された僕のではない傘を差して帰る。 その傘は、僕の傘を持っていったヒトのでは、 ないのかもしれない。僕の後ろで、 僕の今、差している傘を捜しているヒトが、 いるの…

山陰に素敵な本屋あり

午前中は、植田正治写真美術館。 妻の好きなこの写真家、美術館自体も、とてもいい! ロケーションも抜群。本もいろいろ出ていたが、 ポストカードをいくつか購入。 もう一度、松江に戻ってきて、「DOOR BOOKSTORE」を 訪ねる。噂どおりの、複雑な道のり。な…

なぜ所属意識に関心が?

電車の中で読むのは、文庫や新書が便利だが、 単行本も、意外と読めるものだ。読みやすさ、 よりもむしろ、カバンへの入れやすさ、 取り出しやすさ、などがネックか。 表紙・帯が大好きな僕は、むきみにして、 こいつをカバンにしまいこむ。読み終えたら、 …

本屋で回復(ベホイミ)

食事に出たついでに、本屋に立ち寄る。 10分程度だが、ベホイミくらいの効果はある。 リアル書店ならではの、効能。 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 太田光代『奥さまは社長―爆笑問題・太田光と私 (文春文庫)』(文藝春秋) 小松成美『和を継ぐものたち…

とり、アホウドリを訪ねる

今日は、バイトが休みだったので、 午前中、のつもりが昼過ぎまで、 先日の一箱古本市の記事を書いていた。 陽が差してきたので洗濯物干したりしながら。 夕方前に家を出発。イマーゴさんで置いてもらえるという、 本を十数冊紙袋に入れて出かける。車中のと…

ヒトが誉めたからではなく

車中のとも。 山本善行『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社) 読みながら、ついついツイートしてしまう。 車中のともに、ぴったりの感じだね。 知らない作家であっても買えるようになりたいものだ。そのときには自分だけの評価が必要になる。人が…

オカタケからゼンコーへのリレー

読了。 『読書の腕前 (光文社新書)』(光文社) 読書の本や書評集は好きで、ずいぶん集めていたから、ノートを一冊つくって、気に入った言葉や、その著者なりの読書の方法をどしどしメモしていった。そのうちに、同感したり、いや、自分はちょっと違うな、な…

悔やんだことは一度も

連休明けは、メールがたまっている。 ただでさえ、週末のメール処理が大変なのに、 月曜祝日は、けっこう、深刻。 車中のとも。 『読書の腕前 (光文社新書)』(光文社) 読書に費やしたこれまでの膨大な時間を、もっと別の有意義なものに置き換えられなかっ…

カバーけっこう

車中のとも。 『読書の腕前 (光文社新書)』(光文社) 「あの手この手を使って読書欲を司る神経を二重三重構えで、つねに刺激してやることが大 事だと私は思う。」(p.143) 午前中、ブログを更新・・・したかったのだが、 予定が詰まっていたので、途中で放…

雨の一箱古本市

前夜、「明日は中止だろう」と高をくくって、 それでも一箱古本市の準備を遅くまで続けて、 念のため、朝7時に起きて、いや、正確には、 5、6分遅く起きて、青秋ブログを見たが、 開催・順延情報を見つけられず、寝ぼけ頭で、 ツイッターを見た。 「開催…