2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

勧酒

本屋さん時代の同僚と、飲む。 彼とは、初めて飲んだ。三軒茶屋のお店。 思いがけず登山の話などでも盛り上がり、 いささか飲みすぎてしまいました。 しったか貝、美味でした。 箸袋のメモ。 バートン・フィンク、コーエン兄弟。 ジーン・ウルフ。しっかた貝…

帰れないひとり

読了。 角田光代『何も持たず存在するということ』(幻戯書房) 読売新聞に寄せた直木賞受賞のことばを読んで、 車中で泣きそうになる。お父さんもお母さんも、 亡くなってるのね。あぁ、光代! ひどい土砂降りに、げんなり。 しかも、借りた傘を駅に置いて…

大好きです。

角田光代サイン会。 三省堂書店神保町本店。御茶ノ水から歩いて、14時少し過ぎに到着。 5人ほどの列の一番後ろに並ぶと、係りの人に、 「恐れ入ります、最後尾はあちらになります」と注意される。 指されたほうに、なるほど、間を空けて、列が続いていた。 …

本屋さんで本を見る人。

青山ブックセンター六本木店で待ち合わせ。 「この店、初めてだ」「じゃ、ぐるっと見てきたら」 もうぐるっと見たぼくも、友人がぐるっとするのを待つべく、 もう一回り。ふと友人を探すと、最初のとこにいる。 ぐるっと、しない人もいるのか。 ぼくは、初め…

選べない

学生のころのことを、ふっと思い出す。 「選べない」という言葉を、じっと考えていたころ。 気になる新刊。 山崎ナオコーラ『長い終わりが始まる』(講談社) 橘木俊詔『女女格差』(東洋経済新報社) 加藤典洋『何でも僕に訊いてくれ―きつい時代を生きるた…

父の声

気になる新刊。 長嶋有『ぼくは落ち着きがない』(光文社) 三浦大輔『打てるもんなら打ってみろ!』(ロングセラーズ) 『紙のもの』(ビー・エヌ・エヌ新社) 依田紀基『プロ棋士の思考術 (PHP新書)』(PHP研究所) 近藤正高『私鉄探検 (ソフトバンク新書)…

邂逅

車中のとも。 大橋悦夫『LIVE HACKS! [ライブハックス!]』(ゴマブックス) ひとつの彗星が離れたとしても、あたしたちは傍にいるからね。 頼むぜ。

すべて、いいこと。

友人に誕生日おめでとうメールを送ったら、その返信。 「もう大人としか言いようがない。」 ですな。 78年組。気を引き締めて、 肩の力は抜いていきましょ。 すばらしい日々だ。 ゆうべ、読みさした。 ジャック・ケルアック、青山南『オン・ザ・ロード (池澤…

ケータイ小説って、なんだ?

車中のとも。 石原千秋『ケータイ小説は文学か (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 先日、石原先生の「たくらみ」について推察したが、 早くも18ページ目でタイトルについての回答が。 ちょっと長いですが、引用。 「ケータイ小説「文学か」」という議論は…

記憶とアイデンティティー、別人問題。

部屋に閉じこもっているのも不健康なので、 定期券で新宿へ出る。セルフの安っぽい飯屋で、 夕飯を取る。本屋さんで、うろうろ。背表紙を見ながら、 ときに本をぱらぱらしながら、考え事。ふむふむ。 悩み事をしばし忘れることは、難しくない。 問題は、忘れ…

置き去られた書名

「気になる新刊」は、ケータイにメモするのだが、 たまーに、いつメモしたのか分からない書名を見つける。 今日も、一冊、「青春失恋記」とある。 bk1じゃ、ヒットしない。Googleでみて、分かった。 6月15日のブックオフ池尻大橋店で、買わなかった一冊だ。*…

それぞれの、道。

ナガオカケンメイさんが、アシスタントを募集している。*1 かなり心ひかれた。けれども、待てよ。 生き方は、いい。 けれど、今、僕が走っている道は、 ナガオカさんの道と、同じではない。 同じ方向を、向いていたいとは思う。 けれど、僕は僕の道を駆け抜…

君は満員電車を降りるか。

帰りの電車、人身事故の影響で満員。 ちょっと先にいた外人の女の人が、 唇をかみしめている。ありありと苦痛の。 なんだか、すごく異常な世界にいるような気がした。 TOKYO JAPAN MAN-IN TRAIN. 同時に、けっこう「これ、ふつうだぜ?」みたいな、 なんでし…

相棒

本屋さん時代の同僚と飲んだ。 ふるさとに帰るという彼とは何回か飲んだことがあるが、 今日ほど、楽しく飲んだのは初めてだった。 時おり話が途切れることもあったが、無理なく、 しだいに話は熱を帯びていった。なんだろうね。 東京で、新宿で、本屋さんで…

変わっても、いつものようなふたり

購入。 『BRUTUS (ブルータス) 2008年 7/1号 [雑誌]』(マガジンハウス) 『東京人 2008年 07月号 [雑誌]』(都市出版) 『ブルータス』特集は、井上雄彦。 近藤良平がコメントを寄せている。むー。 読了、風呂読みで。再々読。 勝山康晴『コンドルズ血風録!…

笑って生きよう。

〈わめぞ〉の鬼子母神古本まつり*1 10時ちょっと前に行く。まだ、西武百貨店とかはやってなかった。 なのにもう、大盛況。大盛況の古本市は苦手だ。 人が前に立っていると、かき分ける気もしない。 人がいないところ、いないところを探す。 とはいえ、できれ…

留守番に時間の流れる

車中のとも。 梨木香歩『ぐるりのこと (新潮文庫)』(新潮社) なぜかこの人の名前を「なしきぎ」と覚えていた。 ひさしぶりに古書往来座に寄ってみる。イベントを、 勝手に外市と間違えていて、土日のつもりで行ったら、 明日だけだった。残念。 友人宅でゆ…

何があっても一緒にいたい

『ぐるりのこと。』 梨木香歩『ぐるりのこと』と、関係があるとか、ないとか、 著者の了解を取ってるとか取っていないとか、 ネットで諸説を垣間読みましたが、まぁいいや。 こんな夫婦になれるもんなら、なりたいわー。 「この映画を見ると結婚したくなる」…

ぐるり、るり、るり。

バイト終わって、渋谷に出て、金をおろして、 いざ、と思ったら、最終回、始まってた。 ああ、渋谷でひとり。ああ。 とりあえず、本屋に行くか。 気になる新刊。 新井敏記『Coyote No.29 特集:サンフランシスコ・クロニクル』(スイッチパブリッシング ) 大…

えぐるシルエット

朝、ダイニングのイスの上に置きっぱなしの、 『潔く柔く 7 (マーガレットコミックス)』に絡めとられる。 危うく遅刻だっつの。 読了。 長嶋有『ジャージの二人 (集英社文庫)』(集英社) 選択。一瞬で、分かれ道の一方を選ばされた。どんな選択だったのかま…

再会と談笑と素敵な父と。

待ち合わせ。文庫本を読んで待つ。 俵万智の短歌を思い出したりしながら、待つ。 待ってたら、視界の端でこちらを窺う人影。 本屋さんだったころの、同僚。ぐーぜーん。 心あたたまって、再びページに目を落とす。 目を落としてすぐに、目をあげる。 なんと…

混線無敵界隈

読了。 伊藤たかみ『指輪をはめたい (文春文庫)』(文藝春秋) 松尾たいこの表紙イラスト、すてき。 小説を話すのってむつかしいね。 ネタバレになっちゃうからね。 終わっちゃったあとの物語のつづきが、 気になる。それは、その小説の好き嫌いを、 左右す…

Good-day Sunday

ポール・マッカートニーの前で「ALL MY LOVING」歌う、 山崎まさよしの映像をYouTubeで見た。 毎日新聞が集金に来た。 ひろいよみ。 『広告批評』「284号 特集高橋源一郎と若手作家たち」(マドラ出版)*1 高橋源一郎と吉田修一のところを読んだ。 昨日、…

ただ生き延びるための徘徊

読了。 小野博『ライン・オン・ジ・アース』(エディマン) うすうす「いいだけじゃない」とは思っていたが、 今日読んだところだけで、何回も何回も、打ちのめされた。 想像もしてないような世界が、悲惨な世界が、 存在するのだ、「ノンフィクション」で、…

ひとつの夜、ふたつの気持ち、みっつの約束

ゆうべの風呂読み。 吉本ばなな『白河夜船 (福武文庫)』(福武書店) 何度か、誰かの借りて読んだはずだけど、 けっこう忘れていた。本からのにおいにきづかず、 「なんかにおいがする!」と嗅ぎまくっていたら、 鼻からお湯を吸い込んでしまった。 表題作を…

ライバル、アイドル、シャア・アズナブル

久しぶりにバイト。 必要とされている、とまでは言わないが、 ぼくの居場所もまだいくつかあるのダス。 しっかりせい。 読了。 村松友視『ライバルを探せ!―対立構造のすすめ (生活人新書)』(日本放送出版協会) ライバルは初めからライバルとして自分の前に…

キボウの朝だ。

TSUTAYAで、貸出中札がついてなかったのに、 レジ持ってったら、中身が入ってなくて、 借りられなかった。うー。ううー。 他の二枚は、借りた。でも、一番の目当て、 それを借りようとわざわざ、早朝に訪ねたのに、 ひどいよ、TSUTAYA。しょうがないけどね。…