2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

今日、読みたいのは、どの風味?

ここのところ、自信を持って車中のともを選べてないのだが、 今日は妻に「これ読めば」と言われて、すっと手にできた。 なるほど、こういう本を読むってのは、案外、心に優しいな。 仕事の本でもなく、小説でもなく、エッセイでもなく。 車中のとも。 堀内隆…

桜を愛するひとは

仕事はお休み。 図書館に行く途中の川沿いの桜は、 もうほとんど葉を落としてしまっていた。 キレイな紅葉を見たような気もするし、 見れなかったような気もする。 記憶が不確かだ。 電車の窓から見たのは、覚えている。 あれですね、桜並木ってのは春だけで…

失われた手帳とココロ

妻に頼まれていた手帳を購入。 自分は、2年ほど連続で買っていた、 能率協会のエクセル10が廃版になって、 どれにしたらいいか途方に暮れている状況。 日曜始まりの一覧カレンダーがメインで、 週ごとのページ不要、路線図が別冊子になっておらず、 薄くて…

連結しながら断絶

連休明けの月曜日、遅番。 乗り込んだ車両の一番後ろ、車両連結部脇の窓から、 空を見上げると、小さく切り取られた青。 不思議な景色。初めて見た景色。 車中のとも。 長嶋有『泣かない女はいない (河出文庫)』(河出書房新社) 我々は連帯しながら断絶して…

これのつづきはいっぱいあってな

おふくろが帰っていった。 油断していたら電車に乗り遅れそうになり、 駅まで一緒に歩いていたが、途中から、 おふくろを置いて、走って電車に飛び乗った。 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 斉藤洋、杉浦範茂『ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリ…

注意深く、そしてクリアに

車中のとも。 村上春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』(文藝春秋) ジョン・レイとのインタビューは、とても面白かった。 リラックスして素直にのびのびと会話しているように感じる。 回答への誠実さも、増している気がする。 簡易な言葉と、良き…

泣けないオトナのための

昨日のインフルエンザのあとが、 かすかに痛い。それにしても、昨日の兄弟、 弟のほうの号泣はすさまじかったなぁ。 ああいうの聞いてると、痛いのかも、 って不安になってきちゃうよなぁ。 オトナが号泣したら、さぞかし面白いだろうな、 と想像しながらも…

とりはこんらんしている

ちょっとしたストレスが、ひどくこたえるときと、 そうでもないときがある。ふと、ドラクエのHPを思う。 レベルがあがってHPが多くある状態ならば、 多少のダメージにいちいちベホマは不要だ。 レベルをあげたいなー。僕は日々、 モンスターを倒している…

図像の天才、音声の達人

うとうとしながらもぐっと面白くなってきて、 白川静の名前が出て、うわっと覚醒したところで、 降りる駅に着いた。これ、明日になったら冷めてるだろな、 と思って、寝る前に読み干した。勢いある本だったな。 読了。再読。 内田樹『日本辺境論 (新潮新書)…

旅先のように見えれば

ここ最近、週末は心斎橋へ。今日は急いでたので、 久しぶりに御堂筋線に乗って心斎橋へ行った。 ここのホームの感じは、外国っぽいというか、 天井が高くて照明も、蛍光灯の配置とか面白い。 前にそのことを妻と話題にした記憶があるのだが、 それは確か、旅…

飛ばずとも大阪を見下ろす機会

石切あたりから見下ろす夜景が、ほんとうにすてきだ。 前に、ロンドンだったかに飛行機が着陸するとき、 夜景がすごくきれいだな、と思ったことを思い出す。 この辺りに住んだら、毎晩これが見れるんだろか。 人生に、多大なる影響を与えるんではなかろうか…

園児の中心で何を叫ぶ

娘を保育園に連れて行く。 僕にはわからない「社会」の中で生きているんだな、 と、集まってくる園児の輪の中で、ふしぎな気持ちになる。 読了。再読。 内田樹、春日武彦『健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)』(角川書店) いつし…

かぜにゆれるすすきとむすめのはなちょうちん

プリンターのインクを買いに行った帰り、 ふと思い立って自転車で平城宮跡へ向かう。 いつも電車で見ている辺りを目指すが、 なかなか思うように行かない。 すすきの背丈は、思ったより高く、 整備されていると思った道は砂利道で、 チューブ交換したばかり…

本屋はもう失われてしまった

ちょっと間があいてしまったので、 もう読み継げないかなぁとも思っていたが、 案外、すーっと入っていけた。内田樹の文章が、 読み直してすぐに現れたのも助かった。 車中のとも。 『白川静読本』(平凡社) 何かが存在することを人に信じさせるもっとも効…

緊張、書評、待機

駅のホームで、酒をくらっているおっさんが、 ぷはっと吹き出した。むせたのだろうか。 同じ電車に乗り合わせたので車両を替えたのだが、 こちらに移ってきた。おっさんがおりるまで、 ずっと緊張していた。 『ああ、俺は普段、なんて油断して電車に乗ってい…

機嫌よく生きよ、掃除せよ

新大宮から大和西大寺の間、車窓からの風景は素晴らしい。 いつも、ここを過ぎるまではなかなか本を開くことができない。 新大宮と大和西大寺の間を往復する列車があれば、 ひがな一日、揺られていたいと思う。 読了。 内田樹、名越康文、西靖『辺境ラジオ』…

電話して、もしくはお祈りして

妻のケータイに電話して買い物の有無を尋ねたところ、 娘の「とーちゃん」という声を聞かせてもらった。 初めて電話越しに娘の声を聞いたが、普段よりも、 いっそう愛おしく響いた。なんだろうか、これ。 電話の持つ魔力って、忘れてるよなー。 車中のとも。…