ぼくが暑さを望んだころ(ついさっき)

ぼくがカンガルーに出会ったころ


朝から、なんとなく具合が悪い。
風邪気味か。せっかくのいい天気の休日だが、
おとなしく家にいようか。娘を保育園に送り出し、
洗濯して、昼にラーメンを食って、ジョジョの文庫を読んだ。


家の中にいるほうが寒いかもしらん、
自分に言い訳をして、自転車で図書館に向かう。
行きしは肌寒いくらいだったが、帰りはちょっと暑かった。
その寒さ、暑さを感じ分ける肌感覚に連続性は見出せなかった。


冬に「暑いくらいのがいいな」と思っても、いざ暑くなると、
冬に望んだその暑さをうっとおしく思うような。
冬と夏くらい時間が経過していれば仕方ないかもしれないが、
1時間くらい前に望んだ「暑さ」を疎ましく思うなんて。
私は、刻一刻と生まれ変わっているのですな。


借りた。奈良県立図書情報館。
浅倉久志ぼくがカンガルーに出会ったころ』(国書刊行会
中村邦生『書き出しは誘惑する――小説の楽しみ (岩波ジュニア新書)』(岩波書店
渡邊十絲子今を生きるための現代詩 (講談社現代新書)』(講談社
本の学校本との出会いを創り、育てるために―「本の学校」は、なにをめざすのか』(出版メディアパル)
山田ズーニーおとなの進路教室。』(河出書房新社


夜、妻が買ってきた発泡酒を飲んだら、
睡魔に襲われて沈没。溺れながら、
娘の誕生日祝いの品をネットで検討する。
5月が始まったのだ。