2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月が終わっただけのこと

妻は早朝、「仕事」をしに出かけた。 明るくなって乳児が騒ぎ始めた。朝だ。 目覚めて乳幼児しかいない朝、というのは初めてか。 幼児のフォローに助けられながらいつもより、 ほんのり早く保育園に放流、ホッとして、 家に帰って出かける準備。 駅に向かい…

「日本語」を手に取って

もう、雨はやんでいる。 車窓から、さわやかな秋の風景。(←ほんとか?) 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店) 日本の教育システムの目的は、最終的には誰もがおなじ考えかたをするようになることだ。(p.497) なにか恐ろしい恐…

雨降りの夜、文庫X現る!

雨が降るそうで、傘を持って出る。 空は、なんとなく曇っている。 雨が大好きなわけではない。 でも、久しぶりの雨には、 ちょっとホッとする。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川文庫) 次々に更新されていく速度が一定以上に保たれ…

8月さいごの日曜に(2016)

幼児が、起きてきた。 靴をはいていると、玄関に見送りにきた。 ときどき、見送ってくれる。はっきり言って、 ものすごくうれしい。こういうことは、じきに、 忘れてしまうものだろうか。そして老人になってから、 思い出したりするものだろうか。 日曜のと…

日常のとなりひとり旅

娘たちを保育園へ連れて行く。 静かな部屋では眠気にやられる。 いざ、洗濯やら洗い物やらをすべし、と、 気合いをこめてCDの再生ボタンを押す。 当然流れてくるであろうハンバートさんの「横顔しか知らない」ではない曲が流れてきたときの困惑、 さらにそ…

明日は夜中に始まっている

TLに流れてくる「古典嘘八百」が気になっている。 シンゴジについてのツイートも、心なしか、 ネタバレかとヒヤリとするものが、 増えてきている気がする。 もう観たので、安心だけれども。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店)…

朝の鹿、日常の回復

madoca の前に一頭の鹿。 それを小走りで通りすぎ、右折すると再び、 前方に二頭の鹿。なんだ鹿、こんな鹿。 久しぶりの入荷日、送品表を取り出す。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店) そこではすべてのことが当然の権利だった…

それでも本を買うことを選んだ

月曜だけど、休配ライフ。 乗換え駅でトーストセット。 ここんとこ、あまりの冷房のきつさに、 ぜんぜんゆっくり食べられない。ホットコーヒーで、 なんとかしのぎながらも、ヨーグルト残ってるの忘れて、 思わず立ち上がるほどの寒さ。座り直して、食べた。…

日本語の外、ゴジラの後

夜更かし明け、なんとか、目覚めた。 ひとりの朝、ゴジラの夢は見なかった。 朝のしたくをするあいだ『FOLK』*1を流す。 家を出て、「生活の柄」からもう一度聴こうとiPod を手にする。 昨日途中で止めていたクラプトンの『アンプラグド』が待機している。 …

ゴジラといっしょにまっすぐまっすぐ

山の日とお盆休みのはざまに、 ちょろっとひそむ、貴重な入荷日。 うちの雑誌はそれほど大量でなさそうだ。 送品表をさっさとチェックして本を開く。 車中のとも。 サンキュータツオ『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』(角川学芸出版) 『集英社…

エネルギー交換

読了。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 気になる本がいくつかあったが、どれもこれも渋すぎて間がたてばその存在も忘れてしまいそう。 気になる気持ちが残ってるうちに1冊でもいいから手に取りたいところ。 営業さんと編集さんと、楽しく飲んだ。 …

歩いて駅まで

小走りしなくても十分に間に合う時刻、 あるいは小走りしても全く間に合わない時刻に家を出たので、 小走りせずに駅まできた。 世界が違って見えた。 雲の多い、穏やかな空。 車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 毎日新聞に載った、『中高…

ミスをする人、俺のことです。

今日は珍しく仕事がよく進んで、 というか、あれか、自分の担当の入荷が、 それほど多くなかったってだけか、 昨日の入荷分がまるまる残ってたのに、 夕方くらいにはもう帰れそうになっていて、 でも、つまらないミスをして、それに引きずられて、 いろいろ…

本に叱られ、真一文字

小走りしなくても十分に間に合う時刻、 あるいは小走りしても全く間に合わない時刻に家を出たので、 小走りせずに駅まできた。 世界が違って見えた。 雲の多い、穏やかな空。 車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 読みながら友人を思い出し…

消えるメール、残る本

車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 特に感想を求めないような小説もある。こちらに負担をかけないのだ。それでいて何かを感じさせるのだ。(p.9) 色川武大『友は野末に: 九つの短篇』(新潮社)を紹介。 荒川さんの文章、大好きだ。 こ…

布団の上で五号室

休みのとも。 長嶋有『三の隣は五号室』(中央公論新社) 尻上がりに面白い。敷いたままの布団にうつ伏せになって読みふける。 起き上がってふと、乳児が遊んだまま転がっていた体温計に気づく。 無駄に計ってみようかと思ったり。(計らないけどね) 布団が…

苦い思い出、夏の集い

送品表をチェックしたり、ケータイをいじったり、 なかなか本に手が伸びない。やはり、袋に入っているだけで、 ちょっと読むのが億劫になっていることは否定できない。むむ。 降りる駅まであと少しになってようやく言い訳のように本を開く。 車中のとも。 長…