2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

読んでるときは考えない?

車中のとも。 坪内祐三『一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)』(文春文庫) 話題のゆれが、多少、読みにくいこともなくはないが、 連載を意識した構成が、どこかへ連れて行ってもらえるんだな、 という安心感・ワクワク感をも…

本のある生活

読了。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 最後の方は、もう小説って感じだったな。 面白かった。けっこう長いスパンで青春を描いているので、 ある意味、実際の自分の記憶みたいなようにも感じた。 つまり、ある部分の記憶ははっきりしてい…

青春の範囲

気になる新刊。 小林信彦『うらなり』(文藝春秋) 吉田修一『初恋温泉』(集英社) 石田文子、中村一弘『小さなキミ』(小学館) 水野真帆『ちいさな手づくり絵本』(毎日コミュニケーションズ) 立川志の輔『志の輔らくご的こころ―ふしあなから見た』(主…

新聞でない天気予報

朝、曇り度合いを見て傘をもってでかけたが、 電車の中で誰も傘を持っていない! なぜ? 気になる新刊。 吉村和敏『こわれない風景』(光文社) 北原照久、毛利フジオ『ぼくらの昭和キラメキタイム』(翔年社) 高井ジロル『ベルマークのひみつ』(日本文芸…

一寸先のかぐわしさ

車中のとも。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 面白いね。先のわからない旅、というか、人生、 その一歩一歩の息遣いに、ひきこまれる、 23歳になった、という記述に少しだけ、 少しだけ苦痛を感じる。 自分の23歳のころを、 よく思い出せ…

生きてこすぉ

車中のとも。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 三島由紀夫の自殺についての文章がある。 あまり同時代の人のコメント?を読んだことがなかったから、 新鮮だった。しかし足立氏の表現から受けた印象は、 「三島の死の滑稽さ」だ。 ツタヤで…

暑いし、降るし

気になる新刊。 平井隆太郎『うつし世の乱歩 父・江戸川乱歩の憶い出』(河出書房新社) 昼間は暑いくらいだったのに、 やっぱし降るのね、夜は降るのね。 靴下、びしょびしょ。でも飲む。

靴下はいつもしっとり

車中のとも。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 気になる新刊。 エマニュエル・ボーヴ、渋谷豊『ぼくのともだち』(白水社) 大山のぶ代『ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話』(小学館) 江口宏志『表紙とカバー』(ピエブ…

ヒトの青春

車中のとも。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 他人の青春記を読みながら、年を重ねて。 気になる新刊。 柴田元幸『どこにもない国―現代アメリカ幻想小説集』(松柏社) 『日本アド・プロダクション年鑑〈2006 VOL.44〉』(六耀社) 森井ユ…

世界を旅した時代

車中のとも。 足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫) 気になる新刊。 ピエール瀧、マッコイ斉藤『ポエム番長 (Sanctuary books)』(サンクチュアリ出版) エドワード・レビンソン『エドワード・レビンソン写真集 「タイムスケープス・ジャパン」―…

遅刻したくない

読了。 佐野眞一『凡宰伝 (文春文庫)』(文春文庫) 気になる新刊。 鴻上尚史『孤独と不安のレッスン』(大和書房) 日本風景写真協会会員『遺したい日本の風景 (2) 道』(光村推古書院) ヘザー・ブラッキン『イギリス流すてきなお部屋づくり―大切な人をい…

失恋サッカー

車中のとも。 佐野眞一『凡宰伝 (文春文庫)』(文春文庫) 非常にスリリング。面白い。 気になる新刊。 津留崎健『幸福の森―2700kmフライフィッシングの旅』(つり人社) アイザック B.シンガー、村川武彦『カフカの友と20の物語』(彩流社) 『meme〈Vol.05…

旅の途中

読了。 角田光代『東京ゲスト・ハウス』(河出文庫) さっと読み終えてしまった。 旅の途中で迷子になってしまった男の子、 恋人とはぐれてしまった男の子、 男の子。 それにしても、女の人が書く「男の性欲」? というのは、読んでいて、不思議な感じだ。 …

クーラー野郎

今日は、暑かったね。 クーラー入れてしまったよ。 帰宅して、部屋が暑くて、またクーラー。 おいおい、まだ6月だぜ? 先が思いやられるぜ。 暑いだけならいいんだけど、 部屋の空気が重苦しいんだよな、暑いと。 なんだろね、これ。ブラインドだと、窓開け…

ABC六本木、とっさの青

改装した青山ブックセンター六本木店へ。 ぜんぜん時間がなかったのだが、行かずにはいられない。 ものすごい雨。靴は早くも水がしみてきている。 入ってすぐ目に飛び込んできたのは、洋書? デザイン系の大型の本などがずらり。 以前、女性向エッセーなどが…

泥棒長屋(傘限定)

車中のとも。 白鳥和也『スローサイクリング―自転車散歩と小さな旅のすすめ (平凡社新書)』(平凡社新書) 最近は、2冊もちあるいて、 気分にあるほうの本を読んでいる。 だからこっちもまだ読み途中なの。 気になる新刊。 ウィリアム・サマセット・モーム、…

腹にこたえる短編を

気になる新刊。 ナンシー小関『ナンシー小関の顔面スタンプ』(KKベストセラーズ) 池波正太郎『歴史を探る・人生を探る』(河出書房新社) 鬼平断ちをしているとはいえ、 帯に書かれた文字には反応してもよし! 車中のとも。 大竹昭子『図鑑少年』(小学館…

降られた

ツタヤでうろうろしてたら、 せっかくやんでた雨に、また降られた。 気になる新刊。 内田ユキオ『いつもカメラが』(耷出版社) 小林伸一郎『亡骸劇場 (JAPAN DEATHTOPIA SERIES)』(講談社) 里見有美、VOCE編集部、五月女ケイ子『「見ないでっ!」(VOCE1000…

ふあん、ふあん、ふあん。

車中のとも。 大竹昭子『図鑑少年』(小学館) なんだ、この不安。 不安がページをめくらせる。 おかげで、夕暮れの多摩川を見損ねた。 うーむ、おもしろい。

もちべーしょん

ひらがなで書くと、しょんべんみたいッスね。 やる気が欲しいときと、 やる気がわずらわしいときがある。 だらーっと、ダメになっていきたいときもある。 もうすぐ、梅雨です。 読了。 グローバルタスクフォース、織田善行『通勤大学MBA〈12〉メンタルマネジ…

音がやむとき

パソコンで音楽を聴いていると、 スリープで眠りに落ちるまで音楽を流しっぱなし、 が、できねえ。泣く泣く、無音のへやにして、 電気を消す。いや、ぜんぜん、平気だけどさ。 音楽を止めるそのときが、さみしいのよ。 車中のとも。 白鳥和也『スローサイク…

五月晴れ、でも六月

読了。 池波正太郎『新装版 鬼平犯科帳 (12) (文春文庫)』(文春文庫) 鬼平がどこやらへ旅立ったので、 しばらく鬼平断ちをすることにした。 気になる新刊。 『オマケ幸福論―あなたの傍の“小さな”幸せ』(幻冬舎) 佐藤卓『デザイナーと道具』(美術出版社…