2012-01-01から1年間の記事一覧

また来年、また明日。

今日は、仕事は、おやすみ。 おおみそか。大晦日にだって働いているひとはいる。 かくいう私も、明日は出勤なのだ。 年末年始って、いつからこんなになっちゃったのかしら。 とか思いながらも、一日のおやすみを、 家族と過ごす。紅白歌合戦などを見ながら、…

本に温められて

2012年、最後の日曜日は、出勤。 夕べは妻の実家に泊めてもらって、 同じく仕事おさめの妻と一緒に出かけた。 遅番なので、だいぶ余裕がある。 今日は雨が降っている。濡れないように、 『冬の本』はコートの内ポケットに入れる。 入らないかな、とも思った…

冬に限る、と思う

昨日、北村知之のことをツイッターでつぶやいたら、 ふたりのひとからコメントをもらった。 人気者か! 晩鮭亭さん(id:vanjacketei)は、 「北村さんの文章を読むことは僕にとって無上の喜びのひとつです。」 とまでおっしゃっている。すごい。 車中のとも…

名前に詩魂あり

久しぶりに寝坊したので、朝食抜き。 駅で温かいカフェオレを買って、 こっそり車中で飲み干す。 飲み終えた缶は足で固定。 車中のとも。 『冬の本』(夏葉社) この短さで、さまざまな書き手からぱしん、 ぱしんと気合いの入った文章を手渡されるとき、 タ…

冬のプリズム

遅番。帯を外してすっきりしたこの本をかばんから取り出す。 ぐっとくるのが続けざまにきた。読む人のコンディションで、 様々に変化するのだろう。読む人が違えば、それもまた。 春、夏、秋でなく、冬の本。実にナイスな設定ですなぁ。 車中のとも。 『冬の…

冬の本屋

ぐずる娘を妻に託して駅まで走る。 ギリギリ間に合った。罪悪感を覚えながらも、 せっかくの妻の好意を無にしないように、 しっかりと楽しまねばという気持ち。 ところが、本に夢中で降りる駅を逃す。 ふたつ先の駅から引き返す、乗り換え案内を見て、 お金…

プレゼント、買いました?

懸案のPOP描きをようやく終えた。 思いついてから2週間以上経ってしまった。 クリスマスプレゼントとして買ってもらうための、 POPが、12月21日に描きあがりました。残念。 読了。 小熊英二『社会を変えるには (講談社現代新書)』(講談社) 対話拒否…

何が選ばれたのか

選挙結果からくる虚脱感に苦しんだゆうべ。 けれども、月曜日はやってくるのであった。 ツイッターでも選挙がらみのつぶやきに、 ついつい反応してしまう。 ケストナーのことも、 頭をよぎった。 車中のとも。 小熊英二『社会を変えるには (講談社現代新書)…

師走の選挙、オムツなし

POPを描こう、描こう、と思いながら、 どんどん日にちが経っていく。ああ。 師走は、どんどん過ぎていく。ああ。 明日は選挙だ。 車中のとも。 小熊英二『社会を変えるには (講談社現代新書)』(講談社) 原発は、いまでは弊害が大きくなった、日本型工業…

車中のともは、本。

携帯を忘れてでかけた。 電車の中でも、あたりまえだが、 携帯をいじることができない。 普段、そうとう支配されてるな、 と思う。何度もポケットに手をやっては、 「あ、今日は持ってないんだ」と気づく。 車中のとも。 小熊英二『社会を変えるには (講談社…

消えた問いの周辺

さて、今度の日曜は選挙である。 選挙前に勉強しなきゃ、と11月に借りてきた本を、 ようやっと鞄に放り込む。間に合うか、どうか。 車中のとも。 小熊英二『社会を変えるには (講談社現代新書)』(講談社) p.24に書かれていた、「世界青年意識調査」の、 幸…

全国の店長さんに、ありがとう

ゆうべ、部屋で立ち読みしたら、 ちょっと止まらなくなったこいつを持参。 表紙の男性の顔が、山本直樹の「ありがとう」の お父さんの顔に似ていると思った。 車中のとも。 伊達雅彦『傷だらけの店長 〜それでもやらねばならない〜』(パルコ) 本を紹介する…

照れと必死の一研究

久しぶりに、日曜出勤。荷物はなし。 レジ、レジ、レジ、レジ。のどがカラカラ。 読了。 内田樹『街場の文体論』(ミシマ社) 「届く言葉」には発信者の「届かせたい」という切迫がある。できるだけ多くの人に、できるだけ正確に、自分が言いたいこのことを…

これは本だ、どれが変だ?

交代で休みを取るから、同じ人と働く日って、 案外少ない。それぞれ週休2日で休みずれてたら、 週に3日しか一緒に働かないというシフト。 しかも早番・遅番があるから、顔を合わしている時間たら、 それはそれは少ないんでありますな。 そういう貴重な時間…

昇降運動を解釈せよ

今日も忙しかった。 くだりのエレベータを待たずに階段を降りきったところで、 忘れ物をしたことに気がついてのぼりのエレベータで戻る。 すると、忘れ物は鞄に入っていたので再び階段をおりる。 なんだ、この昇降運動。 読了。 小松成美『なぜあの時あきら…

今日、読みたいのは、どの風味?

ここのところ、自信を持って車中のともを選べてないのだが、 今日は妻に「これ読めば」と言われて、すっと手にできた。 なるほど、こういう本を読むってのは、案外、心に優しいな。 仕事の本でもなく、小説でもなく、エッセイでもなく。 車中のとも。 堀内隆…

桜を愛するひとは

仕事はお休み。 図書館に行く途中の川沿いの桜は、 もうほとんど葉を落としてしまっていた。 キレイな紅葉を見たような気もするし、 見れなかったような気もする。 記憶が不確かだ。 電車の窓から見たのは、覚えている。 あれですね、桜並木ってのは春だけで…

失われた手帳とココロ

妻に頼まれていた手帳を購入。 自分は、2年ほど連続で買っていた、 能率協会のエクセル10が廃版になって、 どれにしたらいいか途方に暮れている状況。 日曜始まりの一覧カレンダーがメインで、 週ごとのページ不要、路線図が別冊子になっておらず、 薄くて…

連結しながら断絶

連休明けの月曜日、遅番。 乗り込んだ車両の一番後ろ、車両連結部脇の窓から、 空を見上げると、小さく切り取られた青。 不思議な景色。初めて見た景色。 車中のとも。 長嶋有『泣かない女はいない (河出文庫)』(河出書房新社) 我々は連帯しながら断絶して…

これのつづきはいっぱいあってな

おふくろが帰っていった。 油断していたら電車に乗り遅れそうになり、 駅まで一緒に歩いていたが、途中から、 おふくろを置いて、走って電車に飛び乗った。 気になる新刊。(既刊もあるデヨ) 斉藤洋、杉浦範茂『ルドルフとスノーホワイト (児童文学創作シリ…

注意深く、そしてクリアに

車中のとも。 村上春樹『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです』(文藝春秋) ジョン・レイとのインタビューは、とても面白かった。 リラックスして素直にのびのびと会話しているように感じる。 回答への誠実さも、増している気がする。 簡易な言葉と、良き…

泣けないオトナのための

昨日のインフルエンザのあとが、 かすかに痛い。それにしても、昨日の兄弟、 弟のほうの号泣はすさまじかったなぁ。 ああいうの聞いてると、痛いのかも、 って不安になってきちゃうよなぁ。 オトナが号泣したら、さぞかし面白いだろうな、 と想像しながらも…

とりはこんらんしている

ちょっとしたストレスが、ひどくこたえるときと、 そうでもないときがある。ふと、ドラクエのHPを思う。 レベルがあがってHPが多くある状態ならば、 多少のダメージにいちいちベホマは不要だ。 レベルをあげたいなー。僕は日々、 モンスターを倒している…

図像の天才、音声の達人

うとうとしながらもぐっと面白くなってきて、 白川静の名前が出て、うわっと覚醒したところで、 降りる駅に着いた。これ、明日になったら冷めてるだろな、 と思って、寝る前に読み干した。勢いある本だったな。 読了。再読。 内田樹『日本辺境論 (新潮新書)…

旅先のように見えれば

ここ最近、週末は心斎橋へ。今日は急いでたので、 久しぶりに御堂筋線に乗って心斎橋へ行った。 ここのホームの感じは、外国っぽいというか、 天井が高くて照明も、蛍光灯の配置とか面白い。 前にそのことを妻と話題にした記憶があるのだが、 それは確か、旅…

飛ばずとも大阪を見下ろす機会

石切あたりから見下ろす夜景が、ほんとうにすてきだ。 前に、ロンドンだったかに飛行機が着陸するとき、 夜景がすごくきれいだな、と思ったことを思い出す。 この辺りに住んだら、毎晩これが見れるんだろか。 人生に、多大なる影響を与えるんではなかろうか…

園児の中心で何を叫ぶ

娘を保育園に連れて行く。 僕にはわからない「社会」の中で生きているんだな、 と、集まってくる園児の輪の中で、ふしぎな気持ちになる。 読了。再読。 内田樹、春日武彦『健全な肉体に狂気は宿る―生きづらさの正体 (角川Oneテーマ21)』(角川書店) いつし…

かぜにゆれるすすきとむすめのはなちょうちん

プリンターのインクを買いに行った帰り、 ふと思い立って自転車で平城宮跡へ向かう。 いつも電車で見ている辺りを目指すが、 なかなか思うように行かない。 すすきの背丈は、思ったより高く、 整備されていると思った道は砂利道で、 チューブ交換したばかり…

本屋はもう失われてしまった

ちょっと間があいてしまったので、 もう読み継げないかなぁとも思っていたが、 案外、すーっと入っていけた。内田樹の文章が、 読み直してすぐに現れたのも助かった。 車中のとも。 『白川静読本』(平凡社) 何かが存在することを人に信じさせるもっとも効…

緊張、書評、待機

駅のホームで、酒をくらっているおっさんが、 ぷはっと吹き出した。むせたのだろうか。 同じ電車に乗り合わせたので車両を替えたのだが、 こちらに移ってきた。おっさんがおりるまで、 ずっと緊張していた。 『ああ、俺は普段、なんて油断して電車に乗ってい…