若い図書館人の声を聴け

みんなでつくろう学校図書館 (岩波ジュニア新書)


休み明け。
もっと早く出かけたかったが、
いつもの電車に乗るので、精いっぱい。
今日は、雑誌がたくさん入荷した。
午前中に、レジでミスを犯す。
打たれ強いレジマンになりたい。


気になる新刊。
内田樹街場の共同体論』(潮出版社
ダ・ヴィンチ 2014年 07月号 [雑誌]』(KADOKAWA


ダ・ヴィンチ 2014年 07月号』
特集は、「本vs.カレー」。どこかで聞いたことあるなぁ。
画伯の守護霊インタビュー(ねつ造)とか、載ってないだろうなぁ。


車中のとも。
成田康子『みんなでつくろう学校図書館 (岩波ジュニア新書)』(岩波書店


「四面書架」というのが、面白かった。

B4サイズの大きな紙に本の背表紙を模した枠を描き、そこに図書局員たちが自分の好きな書名を書き入れ、各自の本棚を作ったのです。(p.96-97)


図書館で活躍していた卒業生に話を聞いているのが面白い。
生徒から見た図書館の感じがよく伝わってくる。
ぼくが読んだいくつかの図書館のことを解説している本は、
利用者の声が、なんとなく架空のセリフをしゃべらされている感じがしていた。
この本は、交流のあった卒業生に文章を寄せてもらったのだろうか、
「リアルな声」が聞こえてくるようだった。そういうところに寄せる文章の、
気取り方までも、リアルだった。(←いや、だから本人のことばなんじゃろ)


表紙や、文中に使用されているイラストも、
どうやら"成田図書館"の卒業生のものらしい。すごいなぁ。
ビジネス書にある成功例と違ってお金の匂いがしないからか、
とてもさわやか。こんな風に無邪気に、エネルギッシュに、
本を扱う現場を盛り上げられないだろうか、と思う。


思ったら、やれよー。
思ったなら、やれよなー。


購入。
BRUTUS (ブルータス) 2014年 6/15号 [雑誌]』(マガジンハウス)