薄い、熱い、安い、おもろい。

西加奈子と地元の本屋


窓からスカッと朝日の気配を感じたので、
なんとか、ひとりの朝を始められる。
とはいえ、いつも通りのギリギリなので、
ヒゲ剃って、燃えるゴミを捨てて、駅へ。


窓から感じた勢いのある朝日はけれども、
雲の向こうでギラギラしているばかり。
雨は降っていないけど、なんとも、
曇りおよび晴れ、みたいな不思議な天気。


車中、タイムラインでW杯が始まったことを知る。
試合を観ようとすれば、もっと早起きできたかもね。
朝一で某ファンブックの予約対応に追われて、
それでも休憩前に、なんとかこいつらを、
新刊台にセットすることができた。


こいつら。
大阪の本屋発行委員会『西加奈子と地元の本屋』(140B)
西加奈子円卓 (文春文庫)』(文藝春秋


今朝、初めて『地元の本屋』を手にしたのだが、
想像以上に薄い。たくさん入って来たと思ったけど、
積んでみると、ちょっと心細い。上司が、
「無料のパンフと間違われないか?」
と心配していた。え?・・・まじ?


気になる本が次々と来襲、目をつぶって駆け抜ける。
でも、結局、買ってしまう。


購入。
大阪の本屋発行委員会『西加奈子と地元の本屋』(140B)
本の雑誌編集部『本の雑誌373号』(本の雑誌社
柴田元幸MONKEY Vol.3 ◆ こわい絵本(柴田元幸責任編集)』(スイッチパブリッシング)


店を出ると、ポツリポツリからの、大粒、
コンビニに逃げ込む、傘は買わない。
とほんさんが20時まで営業してる、
っていうから行きたくなるけど、明日もあるし、
雨も降りそうだし、帰ろう。奈良も雨、濡れて帰る。


日記を書きながらぱらぱらしていたら、
面白くって読み干してしまった。


読了。
大阪の本屋発行委員会『西加奈子と地元の本屋』(140B)


書店員ナイトでのトーク西加奈子×津村記久子)が、思い起こされる。
あまりの盛況ぶりに、部分的にしか聞けてなかったのだが、
そうそう、こういうこと、言ってた、盛り上がってた!
聞き逃したいろいろを読めて、満足。かなーり長いことやってたから、
もちろん全部は収録できてない。でも、いいよ。十分、楽しめたよ。
あの日、全部聞いてた人、ほんと、おなかいっぱいだったろうな。
ぼくは、ほら、小食だから、はい。ごちそうさまでした!

津村 「すべての場所がローカルである」ということは、ちょっと思ってました。
西  そう、全部の場所がローカルやねん。むっちゃ良い言葉やね。今日はそれ、メモっていきます。(p.12)


しかし、西さん、エネルギッシュだったなぁ。
なんか、カラッとさわやかで、気持ちのいい人だった。
津村さんも、声がよく聞こえなくてアレだったけど、
誌面で読むと、何を言っているかよく「聞こえて」、
面白い。『円卓』の解説も書いてらっしゃるのね。