2015-06-01から1ヶ月間の記事一覧

京阪両取り、月曜日

健康診断にゆく。 2年前だったかに、文庫本を持って回って、 ほとんど読む間もなくただ煩わしかったので、 今回もほとんど検討することもなく手ぶらだった。 ところがはじめ、思ってたよりも待たされて、 そういうときに限って、文庫を持ってる人が、 何人…

いつか本屋をやめる日まで

車中のとも。 宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) いつか、私が店をやめる日は必ずやってきます。その日が来るまでは、毎日この市場の店を開けて、お客さんやまわりの店の人と話して、本を売って暮らしていきま…

夕方には腐っている

やる気、元気、好奇心、 その他、もろもろ。 私の気持ちは腐りやすい。 新鮮なうちに、どれだけのことができるか。 あるいは、新しい気持ちをどう育てるか。 家のなかに、こどもがいる、という環境は、 とてもありがたい。日々、変化してゆく様に、 刺激をも…

本を待つ、蛍を待つ

東京強行軍の疲れは、 あんがい感じられず。 筋肉痛のように、疲労についても、 時差が生じる年齢に達しているのかもしれぬ。 車中のとも。 宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 古本屋さんでも、「客注」受けて…

ひとり、東京を泳ぐ

起こしてくれ、と頼んだら、 思ってた以上に早く起こされた。 まぁ、いい。4歳児を連れて、 東京へ。もう席ひとつでは、 きついよね。ごめんね。 品川にて、母と合流。カフェに席をとるも、 喫煙グループの煙に追われるように、 母は「もう行く」と言う。娘…

騒げ、地上のサルたちよ

ゆうべは、大きい娘と小さい娘が、 そろってぐずったりしたもので、 寝不足。それでも、目は覚めた。 今日は、雨が降っていない。 梅雨にでも、こんな日はあるのですね。 雨さえ降っていなければ、駅までは、 すいすいとたどり着ける。 車中のとも。 堀江敏…

断片的なる家族

駅構内の売店のシャッターがおりたまま。 よく見たら、閉店の貼り紙。日付は3月。 いくらなんでも3ヶ月も気づかないなんてこと、 あるかな。6月入ってからも営業してた気がするけど。 『昭和を語る――鶴見俊輔座談』(晶文社)の、 事前指定FAX、間に合…

眠る女と読む男

車中のとも。 堀江敏幸『なずな (集英社文庫)』(集英社) 分かりにくいところで引っかかると、 なかなか放っておけずにじくじくと読み直してしまう。 まぁ、いいや。ゆっくり読めばそれだけ長く楽しめる。 小説、久しぶりかな、と思ったけど、こないだまで…

帯にも負けず

送品表は一枚きり。 乾いた傘を膝に挟んで、 鞄から文庫を取り出す。 車中のとも。 堀江敏幸『なずな (集英社文庫)』(集英社) 緊迫した入り口からぐいっと引きずり込まれて、 引っ越してきた夜の話まで一気に読む。 まだ赤子のことはほとんど描かれていな…

娘と、ほん。

午前中、わずかなすきをついて、 長女と一緒に、とほんさんを訪れる。 1、2冊絵本を読んでやると、その後は、 なんとか自分で本を選んだり「読んだり」しはじめたので、ぼくも、 スナガワさんと話したり、「読書の時間 書店員古本市」の箱を眺めたり、 世…

助手気取りは命取り

上の娘を保育園にお願いして、 もっぱら、下の娘を世話する妻の助手。 休みのとも。 今江祥智『私の寄港地』(原生林) 「5 触媒」のところで、『モンタンの微苦笑』のことが出てきた。 私家版で、今江さんがイヴ・モンタンについて書いたもの。 こないだネ…

ひとりの朝、よにんの夜

ひとりの朝。 なんとかトーストをのどの奥に押し込んで、 出かける。雨。ペットボトルのごみを、 今月もまた捨てられなかった。 田村隆一『自伝からはじまる70章―大切なことはすべて酒場から学んだ (詩の森文庫 (101))』(思潮社) 「17 ラドリオ」に出てく…

ひとりひとりの夜がきて

久しぶりに、ひとりの朝。 なんとか起き出して、トーストをかじる。 お弁当までは、とても届かなかった。まぁ、いい。 昨日、次に読む一冊を選んでいて、 まもなく買い求めるであろう『いちべついらい』への助走として、 こんなものがあったと鞄に入れた。こ…