2015-01-01から1年間の記事一覧

夏ひとり京都本めぐり

妻が娘ふたりを連れてお出かけ。 こちらは、休暇をいただいた。 京都に行こうと思っている。 どの本を持っていこうかと、 本棚の前で思案する。 ここ数年来、京都に出るときは、 善行さんや堀部さん、オカタケ師匠の、 新書サイズの本を持参することが多かっ…

こどもと読んだりひとりで積んだり

昨日、拾い読みしたら、なんだか、 もうお腹いっぱいのような気持ちになっていたけれど、 もう一度、頭から読みだしてみた。ひとりめは、 小さい書房、小さい書房の安永則子さんの話。 車中のとも。行き。 西山雅子:編『“ひとり出版社"という働きかた』(河…

苦くて美味い短編小説たちを

休み明け二日目。 今朝は送品表があるけれど、 月末のオアシス、少なめで助かる。 すぐに文庫を取り出して、物語の中へ。 車中のとも。 北村薫『空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)』(東京創元社) 昨日、いいところでやめたので、 すっとお話に…

あなた幸福?

今朝も、娘が早く起き出した。 けれども今日は、俺が起きられない。 気づくともう、家を出なければならぬ時間! せっかくの娘との朝食のチャンスをふいにして、 駅まで猛ダッシュすれば、環状線が止まっているの報。 もう台風は過ぎ去ったと思っていたけれど…

熱帯低気圧と寄道処世術

台風なのに、いつもと同じ時間に家を出る。 途中電車が遅れていたら、もうおしまいだ。 傘を差さずにすむくらいの、ささやかな雨。 時間通りに店にたどり着いた。危なかった。 車中のとも。 荻原魚雷『書生の処世』(本の雑誌社) 「がんばる」という一語で…

凶行災結

なぜか娘が早く起きてきて、 おかげで久しぶりに朝食をとって出かけられた。 車中のとも。行き。 荻原魚雷『書生の処世』(本の雑誌社) 『女子学生、渡辺京二に会いに行く』が紹介されている。 亜紀書房のは、たしか多聞さんの装丁だ。 今は、文春文庫で読…

あの日の書生から

7月14日は、フランス革命の日。 この日が誕生日の友人がいたので、 なんとなくセットで覚えている。 もう何年も連絡とってないが、 げんきにやっているだろうか。 車中のとも。行き。 荻原魚雷『書生の処世』(本の雑誌社) 「たどりつくまでの時間」読んだ…

火曜日がいつまでも

今日は何度も火曜日だと勘違いした。 「いやいや今日は水曜だぜ」と思っても、 しばらくするとまた火曜日の気分になる。 なにか、おとぎの世界に迷い込んだのか。 購入。 荻原魚雷『書生の処世』(本の雑誌社) 『BRUTUS(ブルータス) 2015年 7/15 号 [雑誌]…

風呂場も声の響きがよい

時間ギリギリ、妻から渡された、 おにぎりを持って走る。間に合った。 「#選書のプロセスを店頭で可視化する」について、 ぽろぽろ考えながら電車に揺られる。 選書ドリルというのを思いつく。漢字ドリル的な。 考えるプロセスのフォーマットを体得するため…

紋切型スポイルにあらがえば

ゆうべ、もう次の本に替えようかな、 と思ってパラパラしたが、『紋切型社会』の表紙が見えて、 思い直して再びかばんに入れたこいつを、読む。 車中のとも。行き。 本の雑誌編集部『本の雑誌385号』(本の雑誌社) 宮田珠己「ひるね優先読書録」にて、武田…

京阪両取り、月曜日

健康診断にゆく。 2年前だったかに、文庫本を持って回って、 ほとんど読む間もなくただ煩わしかったので、 今回もほとんど検討することもなく手ぶらだった。 ところがはじめ、思ってたよりも待たされて、 そういうときに限って、文庫を持ってる人が、 何人…

いつか本屋をやめる日まで

車中のとも。 宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) いつか、私が店をやめる日は必ずやってきます。その日が来るまでは、毎日この市場の店を開けて、お客さんやまわりの店の人と話して、本を売って暮らしていきま…

夕方には腐っている

やる気、元気、好奇心、 その他、もろもろ。 私の気持ちは腐りやすい。 新鮮なうちに、どれだけのことができるか。 あるいは、新しい気持ちをどう育てるか。 家のなかに、こどもがいる、という環境は、 とてもありがたい。日々、変化してゆく様に、 刺激をも…

本を待つ、蛍を待つ

東京強行軍の疲れは、 あんがい感じられず。 筋肉痛のように、疲労についても、 時差が生じる年齢に達しているのかもしれぬ。 車中のとも。 宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房) 古本屋さんでも、「客注」受けて…

ひとり、東京を泳ぐ

起こしてくれ、と頼んだら、 思ってた以上に早く起こされた。 まぁ、いい。4歳児を連れて、 東京へ。もう席ひとつでは、 きついよね。ごめんね。 品川にて、母と合流。カフェに席をとるも、 喫煙グループの煙に追われるように、 母は「もう行く」と言う。娘…

騒げ、地上のサルたちよ

ゆうべは、大きい娘と小さい娘が、 そろってぐずったりしたもので、 寝不足。それでも、目は覚めた。 今日は、雨が降っていない。 梅雨にでも、こんな日はあるのですね。 雨さえ降っていなければ、駅までは、 すいすいとたどり着ける。 車中のとも。 堀江敏…

断片的なる家族

駅構内の売店のシャッターがおりたまま。 よく見たら、閉店の貼り紙。日付は3月。 いくらなんでも3ヶ月も気づかないなんてこと、 あるかな。6月入ってからも営業してた気がするけど。 『昭和を語る――鶴見俊輔座談』(晶文社)の、 事前指定FAX、間に合…

眠る女と読む男

車中のとも。 堀江敏幸『なずな (集英社文庫)』(集英社) 分かりにくいところで引っかかると、 なかなか放っておけずにじくじくと読み直してしまう。 まぁ、いいや。ゆっくり読めばそれだけ長く楽しめる。 小説、久しぶりかな、と思ったけど、こないだまで…

帯にも負けず

送品表は一枚きり。 乾いた傘を膝に挟んで、 鞄から文庫を取り出す。 車中のとも。 堀江敏幸『なずな (集英社文庫)』(集英社) 緊迫した入り口からぐいっと引きずり込まれて、 引っ越してきた夜の話まで一気に読む。 まだ赤子のことはほとんど描かれていな…

娘と、ほん。

午前中、わずかなすきをついて、 長女と一緒に、とほんさんを訪れる。 1、2冊絵本を読んでやると、その後は、 なんとか自分で本を選んだり「読んだり」しはじめたので、ぼくも、 スナガワさんと話したり、「読書の時間 書店員古本市」の箱を眺めたり、 世…

助手気取りは命取り

上の娘を保育園にお願いして、 もっぱら、下の娘を世話する妻の助手。 休みのとも。 今江祥智『私の寄港地』(原生林) 「5 触媒」のところで、『モンタンの微苦笑』のことが出てきた。 私家版で、今江さんがイヴ・モンタンについて書いたもの。 こないだネ…

ひとりの朝、よにんの夜

ひとりの朝。 なんとかトーストをのどの奥に押し込んで、 出かける。雨。ペットボトルのごみを、 今月もまた捨てられなかった。 田村隆一『自伝からはじまる70章―大切なことはすべて酒場から学んだ (詩の森文庫 (101))』(思潮社) 「17 ラドリオ」に出てく…

ひとりひとりの夜がきて

久しぶりに、ひとりの朝。 なんとか起き出して、トーストをかじる。 お弁当までは、とても届かなかった。まぁ、いい。 昨日、次に読む一冊を選んでいて、 まもなく買い求めるであろう『いちべついらい』への助走として、 こんなものがあったと鞄に入れた。こ…

穴はふたつ用意している

ゆうべ、フェア用のPOPやら、 なんやらを仕込んでいたら遅くなり。 なんとか起きて出勤する。12分早い電車でも、 店に到着したのは7分しか早くない。 なんとかPOPや題字を据える。 お金を払わずに、 本を持ち去った人がいたらしいことに気づき、 そ…

「私たちは多分それを知っている」

ぎりぎりの時間に起き出して、 急いで駅まで駆けて行ったら、 ほんの少し、時間があったので、 冷たいペットボトルの飲み物を買った。 どうやらぼくのなかの冬も、 無事に旅立ったようである。 車中のとも。 國分功一郎『暇と退屈の倫理学 増補新版 (homo Vi…

珈琲とチンユイと「とほん」

妻子とともに、郡山へゆく。 ちんゆいそだてぐさ。思ってた通り、 わりと遠い。くじけそうになったころに、 コーヒーを売るひとを発見。 え! k coffee さん!? 今日は、GS本店はおやすみなのだろうか。 初めてのちんゆいそだてぐさ、楽しい。 食べ物屋台…

すべての先生と生徒さんたちに幸多かれ

ゆうべふと、読みだしてしまった本。 51ページまで読んで、日付変更線がぼくを、 またいでいった。無言で。おかげで今朝は、 眠い、眠い。雨降りの中、急いで職場へ。 車中のとも。(行き) 千葉聡『飛び跳ねる教室』(亜紀書房) 若者を戦わせようとする…

退屈なミルクティと暇な書店員

少し早目に駅に着いたので、 ホットペットミルクティを購入。 我ながら、呆れるほどの未練たらしさ。 ファミマの売店で売ってるホットペットミルクティは、 350mlでお得な感じなんですよ。自販機は、 もうホット売ってないんですよ。 車中のとも。 國分功…

娘は雨が降ったことを知らない

娘の保育園に参観にゆく。 先生方の奮闘ぶりに、平伏す。 今後とも、よろしくお願いします。 妻と、図書情報館へ、バスで。 現地解散して、いろいろ見て回るうちに、 窓の外の空が曇っていることに気づく。 大雨。 気になって、ぱらぱら。 ロラン・バルト、…

読み散らかし、読み飛んでゆく

午前中、妻と近所の花屋に、 母の日の花を買いに行った。 初めて行ったお店だが、 なかなか良かった。 帰りに、なぞの料理屋も発見して、 なかなかにわくわくする散歩であった。 午後は、長谷川さんの宿題にかかりきり、 と言いつつ、あっちゃこっちゃの本を…