夕方には腐っている

やる気、元気、好奇心、
その他、もろもろ。


私の気持ちは腐りやすい。


新鮮なうちに、どれだけのことができるか。
あるいは、新しい気持ちをどう育てるか。


家のなかに、こどもがいる、という環境は、
とてもありがたい。日々、変化してゆく様に、
刺激をもらえる。その刺激にすら、いつかは、
無反応になってしまうのかもしれないけれど。


車中のとも。
宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房

たとえば、本は所有するものではなく、一時的に借りているものだと考えてみてはどうでしょうか。新刊書店や古本屋で見つけて買った本を、時期が来たら売ったりあげたりして、次の人に渡す。そのあいだだけ、預かっているのです。私がいなくなっても、私の持っていた本は誰かの棚に並び、読まれ続けるかもしれません。本がバトンのように手渡されていくのです。(p.102-103)


宇田さんの語り口から想像される暮らしは、穏やかで楽しげ。
苦しいことや辛いことだって、たくさんあるだろうけれども。
その語り口をならったなら、僕の生活も穏やかになるかしら。