風呂場も声の響きがよい

最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)


時間ギリギリ、妻から渡された、
おにぎりを持って走る。間に合った。
「#選書のプロセスを店頭で可視化する」について、
ぽろぽろ考えながら電車に揺られる。


選書ドリルというのを思いつく。漢字ドリル的な。
考えるプロセスのフォーマットを体得するための、
簡単な穴埋め問題を印刷したもの。


項目は選書のテーマ、本の情報だけ(余白をしっかり)。
上から下への直線的なリストから、マインドマップのように
それぞれの本をさまざまに結ぶ様を表せる構図まで、
記入欄のレイアウトが肝かな。


なにかにうながされないと、考えることができない。
ひとりでは、考えられない。だれもうながしてくれないと、
やばい。自分で自分をうながすことができたなら。


そんな危機感からも、ドリルを。
ドリルを求める気持ちを。
自作のドリルでもいい。


気になる新刊。
SOTOKOTO(ソトコト) 2015年 08 月号』(木楽舎


購入。
内田樹最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)』(文藝春秋
堀江敏幸もののはずみ (小学館文庫)』(小学館


車中のとも。
内田樹最終講義 生き延びるための七講 (文春文庫)』(文藝春秋


内田樹の本を読むの、久しぶりな気がする。
立ち読みで読んでいた「文庫版のためのまえがき」をもう一度読んで、
「最終講義」へすすむ。

アイディアの尻尾をつかまえたときに、それをたどっていけるかどうかは知的なイノベーションにおいて死活的に重要なことですが、それにはその場が声の響きがよいかどうかが深くかかわっています。(p.27)


赤ちゃんの台所風呂が、突然終了し、
今夜、初めて一緒に風呂場に突撃することに。
寂しいと思いつつ、赤子風呂のたびに台所を整理するのは大変で、
つまらない自分の感傷で、もう一度台所風呂を復活することは、
もう二度とないだろう。(←典型的なフリですね)