本を待つ、蛍を待つ

東京強行軍の疲れは、
あんがい感じられず。


筋肉痛のように、疲労についても、
時差が生じる年齢に達しているのかもしれぬ。


車中のとも。
宇田智子『本屋になりたい: この島の本を売る (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房


古本屋さんでも、「客注」受けてくれるところ、
あるのか。情報管理、大変過ぎるだろうに。

すぐには手配できそうになくても、「いつか入ってきたらお知らせします」と言って、お客さんのお名前とご連絡先を伺っておきます。古本屋をやっている限り、入ってくる可能性はゼロではありません。一ヶ月後か、十年後か。そんなのんびりとした待ちかたが、古本屋には許されています。(p.84-85)


帰宅してすぐ、4歳児を連れて蛍を見に行った。
東大寺の裏手あたり。ほんとうにいるのか、
半信半疑で自転車こいでいったのだが、
ちゃんと光ってた。飛んでるやつが、
面白い。見物人もけっこういた。


鹿もいた。


初めて蛍を見たのは、13歳のときだった。
その後、どこかで見たことがあったろうか。
今夜の蛍は、忘れずにいる気がする。
次の蛍は、何年後か。