あの日の書生から

書生の処世


7月14日は、フランス革命の日。
この日が誕生日の友人がいたので、
なんとなくセットで覚えている。


もう何年も連絡とってないが、
げんきにやっているだろうか。


車中のとも。行き。
荻原魚雷書生の処世』(本の雑誌社


「たどりつくまでの時間」読んだ。
「モッズパーカーの彼」気になる。
「モッズパーカー」って、どんな服?
2011年、これは震災前の文章。


読み進めていくと、震災、きた。
「蔵書の半減期」とか言っている。
それぞれの人にとっての震災がある。
けれども、それは、同じあの日の出来事で、
なんというか、その「同時代感」というのが、
ぼくにはとても、ありがたい。


出勤するとロッカーに、貼り紙。
またしでかしてしまったらしい。
本当に、お客さんにご迷惑ばかりかけて、
店の信用、本屋の信用を傷つけてしまって、
ぐったりする。けれども、コロコロが、
たまひよがじっと僕を待っている。


『はよ並べんかい』と心の中で念じながら、
山積みになって、待っている。


車中のとも。帰り。
荻原魚雷書生の処世』(本の雑誌社


書き下ろしコラム「震災と迷走」を読む。
僕は、「自分の書いた文章を後年振り返る」、
という文章が好きなような気がする。
山本善行さんの『古本のことしか頭になかった』(大散歩通信社)とか。
連載エッセイをまとめて書籍化する際は誰でも、、
刊行に際して新たに文章を寄せて欲しい。