紋切型スポイルにあらがえば

本の雑誌385号


ゆうべ、もう次の本に替えようかな、
と思ってパラパラしたが、『紋切型社会』の表紙が見えて、
思い直して再びかばんに入れたこいつを、読む。


車中のとも。行き。
本の雑誌編集部『本の雑誌385号』(本の雑誌社


宮田珠己「ひるね優先読書録」にて、武田砂鉄『紋切型社会』*1の紹介。
宮田氏が「紋切型から離れてきている」としながら書き進めた、
「よいしょ記事」のあたりにも「紋切型の生息地」がありそう。
書きたくない文章だから紋切型で逃げる、という。


書きたくなかったり、考えたくなかったり、
サボるときの手段として、紋切型は使われるのだろうか。
紋切型ばかり使っていると、きちんと考えられなくなりそうだ。


今日はやらなきゃいけないことが、
ちょっと不安になるくらいたまってきて、
メモに書きだして、でも結局、いくつか残った。
残ったが、まぁ、終わったこともあったから、
どれが終わってどれが残ったかもわかったし、
書いてよかったのかな。


いつだって書いてやれば、うまくいくのだろうか。
書いている暇があったら、即、行動、という方が、
うまくいく気がすることもある。なんというか、
ぜんぜん成長してないなぁ、俺。


車中のとも。帰り。
本の雑誌編集部『本の雑誌385号』(本の雑誌社


荻原魚雷「活字に溺れる者」を読む。「辻征夫の年譜を読みながら」とある。
茨木のり子の詩も出てきた。魚雷さんの新刊、早く読みたい。


平松洋子さんのそばの話が、やばかった。
今すぐ日本橋に飛んで行きたくなる。
お江戸日本橋のそばよし。


購入。啓林堂書店奈良店。
週刊金曜日 2015年 7/3 号 [雑誌]』(金曜日)


武田砂鉄氏の文章が気になって購入。
「『絶歌』の軽薄さを軽薄に済ませる日本社会」と。


あゆみBOOKS小石川店さんのツイートを面白く読んでいる。
「#選書のプロセスを店頭で可視化する」というハッシュタグ
どうにも気になってしょうがなくなり、寝る前に自分も投じてみた。

お客さんひとりひとりがバーコードリーダーを持っていて、店内を回遊しながら気になった本のバーコードを読み取る。最後にプリントアウトすると、その日の自分の好奇心リストが一覧できる。お客さんの「選書のプロセス」。 *2