珈琲とチンユイと「とほん」

珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎


妻子とともに、郡山へゆく。
ちんゆいそだてぐさ。思ってた通り、
わりと遠い。くじけそうになったころに、
コーヒーを売るひとを発見。


え! k coffee さん!?
今日は、GS本店はおやすみなのだろうか。


初めてのちんゆいそだてぐさ、楽しい。
食べ物屋台の匂い、活気、金魚柄の大きな布が風に舞うさま、
墨絵を描くお姉さん、芝生にレジャーシートをしいて食べたおにぎり、
たいこの音、まぶしい陽射し。


帰り道、k coffee さんのアイスコーヒーを買う。
飲みながらぶらぶらと、とほんさん*1を目指す。
西友は、もう閉まっていた。背筋が冷える。
今日は、奥方さまのみのとほん、お客さんが、
たくさん。娘に絵本(売り物)を読んであげつつ、
棚を見る。長田弘の本が、どうしたって目につく。


そうして、一冊の本を探している。なぜだか、あるような気がしている。
いや、とほんさんにあったらいいな、と思っていただけかもしれない。
『珈琲とエクレアと詩人』を、探して探して探して、でもなかった。
「この本たちが並んでいる一画に(あるならば)あるだろう」というとこは、
3回見た。でもなかった。諦めた。


諦めたあと、何か一冊は買いたいなぁ、どれにしようかなぁ、
と棚をおさらいしながら、他のお客さんがいて見ていなかったところに、
それを見つけて脳内で狂喜乱舞。こ、珈琲の本たちの周りか!


購入。とほん。
橋口幸子『珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎』(港の人)


k coffee さん、ちゃんとガソリンスタンドの方も、
営業していた。こっちでは、コーヒーフロートを三人で分け合った。
感じのいいお兄さんが働いていた。こんな強力な助っ人がいたのか!


5月の郡山散策。
満喫した。