パニックと、ほん
休みの日、ふいにやりたいこと、やらなきゃなことが、
あたまのあちこちにちらかってしまってパニックになる。
洗濯物を干し、皿を洗って、さて、というときにふいに。
YouTubeで延々と「おなじ話」*1を見たりしても、
傷が深まるばかり。今日は、とりあえず外に飛び出した。
電車に飛び乗った。車窓から見える緑が燃えている。
大和西大寺から近鉄郡山、かなり近い。
駅近くの新刊書店を覗いてから、今日は迷わず、
あの角を曲がる。曲がると、気になる生活雑貨を売る商店。
暗い店内に誘い込まれるように入っていき、掃除用具売り場を物色。
はたきを、購入。買ったはたきを振りながら、いざ、とほんさんへ。*2
外に新しく設置されていた均一コーナーにしゃがみ込む。
下の方に、並んでいるのだ、文庫本が。気になるいくつかを心にとめて、
店内へ向かう。バケツに冷やされた飲み物が目に入る。おお、夏仕様。
砂川さんとお話しながら、目に飛び込んでくる背表紙をチェックする。
ずいぶんと話し込んでしまった。パニックは収まっていた。
気が付くとまた、しゃがみ込んで本棚を見つめていた。
しゃがんで背表紙を追うのは、とても気分がいい。
もう一度、外に出て、ちょっと迷ってから、文庫を2冊。
購入。とほん。
『本と津に出会うためのブックガイド・ガイドブック ホンツヅキ』(カラスブックス)
エーリッヒ・ケストナー、桜井誠、山口四郎『飛ぶ教室 (講談社文庫)』(講談社)
カート・ヴォネガット・ジュニア、和田誠、伊藤典夫『スローターハウス5 (ハヤカワ文庫SF ウ 4-3) (ハヤカワ文庫 SF 302)』(早川書房)
makomo『ももたろう』*3
明日は一本早い電車に乗って、はたきをかけるんだ。
そう思いながら、車窓からの風景をにらみつける。
乗り換えの西大寺駅で途中下車。無印良品で、
名刺ホルダーなど購入。本屋さんもチェック。
気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
岩田健太郎『医療につける薬: 内田樹・鷲田清一に聞く (筑摩選書)』(筑摩書房)
古賀史健『20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)』(講談社)
森まゆみ『女のきっぷ――逆境をしなやかに』(岩波書店)
関川夏央『文学は、たとえばこう読む――「解説」する文学II』(岩波書店)
谷川俊太郎『ミライノコドモ』(岩波書店)
榎本好宏『季語成り立ち辞典 (平凡社ライブラリー)』(平凡社)
伊藤正一『定本 黒部の山賊 アルプスの怪』(山と渓谷社)
川名壮志『謝るなら、いつでもおいで』(集英社)
森知子『バツイチおへんろ』(双葉社)
『おかんメール』制作委員会『おかんメール』(扶桑社)
今村夏子『こちらあみ子 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
藤原隆史、大川慎太郎『(034)一点突破 (ポプラ新書)』(ポプラ社)
ゆでたまご『ゆでたまごのリアル超人伝説 (宝島社新書)』(宝島社)
養老孟司『考える読書 (双葉新書)』(双葉社)
荒俣宏『喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)』(ワニブックス)
山崎亮『コミュニティデザインの時代 - 自分たちで「まち」をつくる (中公新書)』(中央公論新社)
杉山淳一『ぼくは乗り鉄、おでかけ日和。 日本全国列車旅、達人のとっておき33選』(幻冬舎)
『レコード・コレクターズ 2014年 7月号』(ミュージックマガジン)
『レコード・コレクターズ2014年7月号』
特集は、「井上陽水 『氷の世界』」
そういえば、やりたいこと、やらなきゃなことは、
いっさい、手をつけていないですな。妻が出張から帰宅。
早々に娘と眠ってしまった。ひげをじょりじょり撫でながら、
やりたいこと、やらなきゃなことが意識の奥へ薄れていく。
*1:https://www.youtube.com/watch?v=15dJtvSMC6k
*3:ゆるいイラストと奇想天外な笑い「makomoさんの小冊子」が入荷しました。:http://www.to-hon.com/2014/06/makomo.html