読みすぎ注意!波乱万丈濃縮新書。
日曜だけど、出勤。
W杯だけど、出勤。
久しぶりに二度寝をかまし、
けれどなんとか、遅刻はせずに。
最近は、送品表をにらむ時間だった新大宮〜西大寺間の車窓から、
久しぶりに平城宮跡を眺める。青々とした草がきれいだけど、
あのショベルカーだかブルトーザーだかは、何してんのよ。
バーバパパ一家に助けに来てもらいたい。
車中のとも。
近藤雄生『旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる (岩波ジュニア新書)』(岩波書店)
ゆうべ、寝る前に「はじめに」をぱらぱらしていた。
こないだの、多聞さんとのトークで聞いた話が出てくる。
トークで最初に聞いておいて良かったな、と思う。
なんというか、近藤さんの口ぶりが聞けたから。
ことばだけでなくて、その時を振り返るさま、
当時を語る熱量が、「すごい体験だったんだな」
と、こちらの関心をぎゅっとつかんでくれた。
それを思い出しながら、改めて、車中で読めば、
さらっと、するっと語られているさまざまが、
「ほんとはもっと、凄かったんでしょ、ここ!?」
と、気になって、気になって、仕方がない。
トークでは結婚前後のことをちらりと聞いたけど、
付き合い始めのころの話は聞いていなかった。
「振られかけてしまった」あとの関係修復を、
けれど近藤さんは、一言で済ませて先へ行く。
一瞬、その飛ばされた部分が気になって不満を抱くけれど、
進んだその先にもまた別のすごい話が待っていて、
これだけすごい話が次々と繰り出されるのなら、
そりゃ、さらっとするっと行くしかないわな、と思う。
ジュニア新書の中が波瀾万丈の濃縮状態。たいへん危険です。
世界各国でいろんな人がさまざまな生き方をしているのを知ると、日本で私たちが考えている「普通の生き方」というのが、じつは全く標準的でもなんでもないことに気付かされると思います。そしてみなさんには枠組みにとらわれない自由な発想で、自分自身の生き方を創っていってもらえたらと願っています。(p.xiii)
中学生、高校生に向けて書かれたことばだろうかしら。
これ、中学・高校のときに読んだら、めちゃくちゃ今後の人生楽しみになりそう。
なるほど、こないだの多聞さんとのトーク、響きあうところが多かったのも、
頷けるな。「枠組みにとらわれない自由な発想」で生きてきた「兄貴」の、
陽気な昔話に、「いいなー、俺もそんな風に生きていきたいなー」と、
中学生男子があこがれる、みたいな。そんな中学生男子にあこがれる、
中年男性、とり。・・・36歳って、中年ですかあ?