問答の呼吸
またうっすらと、めまいを感じたり。
脳内酸欠みたいなものかもしれないな。
働きながら、深呼吸、せよ。しよ。
気になる新刊。
小林賢太郎『僕がコントや演劇のために考えていること』(幻冬舎)
ハマザキカク『ベスト珍書 - このヘンな本がすごい! (中公新書ラクレ)』(中央公論新社)
無人島セレクション編集部『無人島セレクション Desert Island Selection』(光文社)
『無人島セレクション』には、片岡義男も登場。
無人島に持っていく片岡さんの一冊は、なんと。
車中のとも。
片岡義男、鴻巣友季子『翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』(左右社)
片岡 チャンドラーの比喩表現は、いま読むとまったく必要を感じないですね(p.52)
片岡義男の、容赦ない発言に緊張しながら読む。
乗り換えが迫ってくると、読むスピードもあがる。
「読書」を構成する要素って、たくさんあるよなぁ。
通勤電車で読んだからこその、ぼくなりの問答体験。
それにしても「翻訳」という作業は、濃密な読書なんだな、
というのが、ふたりの対話からすごく伝わってくる。
そうそう、翻訳問答のルールに「訳す範囲のコピーしか与えられない」(p.30)
というのがあるのだけど、85ページの鴻巣さんの「先を読んでいってみると」
というのは、訳す範囲の先まで読んじゃったことにならないのかな。
購入。ブックオフ ジェイアール鶴橋駅店。
佐野洋子『シズコさん (新潮文庫)』(新潮社)
吉本由美『雑貨に夢中 (新潮文庫)』(新潮社)
佐野さんは母用、吉本さんは妻用。