2016-01-01から1年間の記事一覧

どんどん読んだりゆっくり読んだり

送品表をチェック。昨日今日に始まったことではないが、 「11月号」という表記にギョッとする。いくらなんでも、 という気がする。昨日今日に始まったことではないのだが。 車中のとも。 若松英輔『若松英輔エッセイ集 悲しみの秘義』(ナナロク社) 振り…

回復せよ

疲れている、というだけで、 考えかたが後ろ向きになってしまいそう。 とにかく、今は、回復せよ。 車中のとも。 堀江敏幸『おぱらばん (新潮文庫)』(新潮社) 「ボトルシップを燃やす」良かった。 デルス・ウザーラが気になる。デルスについては、 他の本…

人生に本筋は、ない

連休は、東京でのみっしりとした活動。 明けて月曜、さすがに疲れがたまっている。 少しずつ、ほぐしていこうと思う。 車中のとも。 堀江敏幸『おぱらばん (新潮文庫)』(新潮社) 堀江敏幸の文章は、くせになる。意味がくみ取れなくてたびたび読み返してし…

三鷹でも小走り

妻子が先に電車を降りてひとり旅の始まり。 ロケット切り離しみたいな気分。 「月に向かいます!」 いいえ、三鷹に向かいます。 数日前、空犬さんのブログ*1で知った、三鷹でのイベント。 金曜、休憩時に三鷹図書館に電話して予約完了。 昨日、改めて空犬さ…

虹に夢中になっていた

今日も、雨が降るだろうと、傘を持って出る。 昨日の傘はちょっと大きすぎたから、 今日はビニ傘だ。軽い。小走れる。 電車が行ってしまったばかりだったので、 落ち着いて売店で飲み物とパンを購入する。 車中のとも。 さかなクン『さかなクンの一魚一会 ~…

さかなのことば、日本のことば

まだ雨は降っていなかったが、 折り畳みでは不安で大きめの傘を持って出かける。 ちょっと大きすぎる感じだ。前に、母の家からもらってきた傘。 車中のとも。 さかなクン『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』(講談社) ミーボー新聞のくだり、し…

逢沢りく、一色文庫、おさかなサン

さかなクンの自伝も持ってきたけど、 昨日の読みかけが気になってこっちを開いてしまった。 面白いなぁ。 読了。 ほしよりこ『逢沢りく 上 (文春文庫 ほ 22-1)』(文藝春秋) パパは終電で帰っていって、私は一人で残された(p.149) 朝に読み干してしまった…

外へ出て、さて、どうしよ

今日は雑誌の入荷、そんなでもなかったな、 と送品表を取り出して、襟を正す。 すいません、りなちゃさま。 健康誌、パズル誌、っておい! しっかり入ってくるじゃありませんか! 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川文庫) 地域のこれ…

季節の先取りと消滅

肌寒さを感じて、 嬉々として一枚はおって出かける。 暑さから涼しさへのジェットコースターは、 毎年のことなのか、年齢による関心の変化なのか。 父も35年前に感じた驚きなのか。 店に着くと、書籍段ボールの中に、 カレンダーのが混じっているのに気づく…

8月が終わっただけのこと

妻は早朝、「仕事」をしに出かけた。 明るくなって乳児が騒ぎ始めた。朝だ。 目覚めて乳幼児しかいない朝、というのは初めてか。 幼児のフォローに助けられながらいつもより、 ほんのり早く保育園に放流、ホッとして、 家に帰って出かける準備。 駅に向かい…

「日本語」を手に取って

もう、雨はやんでいる。 車窓から、さわやかな秋の風景。(←ほんとか?) 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店) 日本の教育システムの目的は、最終的には誰もがおなじ考えかたをするようになることだ。(p.497) なにか恐ろしい恐…

雨降りの夜、文庫X現る!

雨が降るそうで、傘を持って出る。 空は、なんとなく曇っている。 雨が大好きなわけではない。 でも、久しぶりの雨には、 ちょっとホッとする。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川文庫) 次々に更新されていく速度が一定以上に保たれ…

8月さいごの日曜に(2016)

幼児が、起きてきた。 靴をはいていると、玄関に見送りにきた。 ときどき、見送ってくれる。はっきり言って、 ものすごくうれしい。こういうことは、じきに、 忘れてしまうものだろうか。そして老人になってから、 思い出したりするものだろうか。 日曜のと…

日常のとなりひとり旅

娘たちを保育園へ連れて行く。 静かな部屋では眠気にやられる。 いざ、洗濯やら洗い物やらをすべし、と、 気合いをこめてCDの再生ボタンを押す。 当然流れてくるであろうハンバートさんの「横顔しか知らない」ではない曲が流れてきたときの困惑、 さらにそ…

明日は夜中に始まっている

TLに流れてくる「古典嘘八百」が気になっている。 シンゴジについてのツイートも、心なしか、 ネタバレかとヒヤリとするものが、 増えてきている気がする。 もう観たので、安心だけれども。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店)…

朝の鹿、日常の回復

madoca の前に一頭の鹿。 それを小走りで通りすぎ、右折すると再び、 前方に二頭の鹿。なんだ鹿、こんな鹿。 久しぶりの入荷日、送品表を取り出す。 車中のとも。 片岡義男『日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店) そこではすべてのことが当然の権利だった…

それでも本を買うことを選んだ

月曜だけど、休配ライフ。 乗換え駅でトーストセット。 ここんとこ、あまりの冷房のきつさに、 ぜんぜんゆっくり食べられない。ホットコーヒーで、 なんとかしのぎながらも、ヨーグルト残ってるの忘れて、 思わず立ち上がるほどの寒さ。座り直して、食べた。…

日本語の外、ゴジラの後

夜更かし明け、なんとか、目覚めた。 ひとりの朝、ゴジラの夢は見なかった。 朝のしたくをするあいだ『FOLK』*1を流す。 家を出て、「生活の柄」からもう一度聴こうとiPod を手にする。 昨日途中で止めていたクラプトンの『アンプラグド』が待機している。 …

ゴジラといっしょにまっすぐまっすぐ

山の日とお盆休みのはざまに、 ちょろっとひそむ、貴重な入荷日。 うちの雑誌はそれほど大量でなさそうだ。 送品表をさっさとチェックして本を開く。 車中のとも。 サンキュータツオ『学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方』(角川学芸出版) 『集英社…

エネルギー交換

読了。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 気になる本がいくつかあったが、どれもこれも渋すぎて間がたてばその存在も忘れてしまいそう。 気になる気持ちが残ってるうちに1冊でもいいから手に取りたいところ。 営業さんと編集さんと、楽しく飲んだ。 …

歩いて駅まで

小走りしなくても十分に間に合う時刻、 あるいは小走りしても全く間に合わない時刻に家を出たので、 小走りせずに駅まできた。 世界が違って見えた。 雲の多い、穏やかな空。 車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 毎日新聞に載った、『中高…

ミスをする人、俺のことです。

今日は珍しく仕事がよく進んで、 というか、あれか、自分の担当の入荷が、 それほど多くなかったってだけか、 昨日の入荷分がまるまる残ってたのに、 夕方くらいにはもう帰れそうになっていて、 でも、つまらないミスをして、それに引きずられて、 いろいろ…

本に叱られ、真一文字

小走りしなくても十分に間に合う時刻、 あるいは小走りしても全く間に合わない時刻に家を出たので、 小走りせずに駅まできた。 世界が違って見えた。 雲の多い、穏やかな空。 車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 読みながら友人を思い出し…

消えるメール、残る本

車中のとも。 荒川洋治『過去をもつ人』(みすず書房) 特に感想を求めないような小説もある。こちらに負担をかけないのだ。それでいて何かを感じさせるのだ。(p.9) 色川武大『友は野末に: 九つの短篇』(新潮社)を紹介。 荒川さんの文章、大好きだ。 こ…

布団の上で五号室

休みのとも。 長嶋有『三の隣は五号室』(中央公論新社) 尻上がりに面白い。敷いたままの布団にうつ伏せになって読みふける。 起き上がってふと、乳児が遊んだまま転がっていた体温計に気づく。 無駄に計ってみようかと思ったり。(計らないけどね) 布団が…

苦い思い出、夏の集い

送品表をチェックしたり、ケータイをいじったり、 なかなか本に手が伸びない。やはり、袋に入っているだけで、 ちょっと読むのが億劫になっていることは否定できない。むむ。 降りる駅まであと少しになってようやく言い訳のように本を開く。 車中のとも。 長…

散財パフォーマンスと荒川さんとの再会

幼年誌の入る月末最終入荷日。 送品表は昨日チェック済みなので本を読みたいところだが、 今夜のパフォーマンスのために台本めいたメモを読みなおす。 地下鉄が部活の試合に向かうらしき中学生か高校生で満員。 昨日、問い合わせのあった本が、自分のブック…

山の記憶と夏文庫

連休明け、こちとら連勤の続き。 起きられないかもという恐れをよそに、 いい感じに目覚めて、ごみ袋を持って外へ。 ふと、ケータイを忘れたことに気づく。 腕時計を見れば、狙った電車には間に合わない。 ならば、といったん、部屋に戻って、 ついでに文庫…

父を探しに行きますか?

車中のとも。 柴田元幸『アメリカ文学のレッスン (講談社現代新書)』(講談社) 「組織」のところ、面白かった。 こういうところを面白がる、ちうのは、 あたしもまだまだ青臭さが抜けない、ということか。 梅雨が明けたらしい。 そういえば、もう7月も半分…

日曜日の舞台袖

すこし早めに家を出て、例の、乗換え駅のパンとコーヒー。 ここでは、ハロルドの本*1を読んだな、と折に触れ思い出す。 空間の記憶と結びつく本の記憶。 いつもと違うシフトで出勤する前の、舞台袖感。 今日は久しぶりにスーツアクターのまねごと。楽しかっ…