朝の鹿、日常の回復

madoca の前に一頭の鹿。
それを小走りで通りすぎ、右折すると再び、
前方に二頭の鹿。なんだ鹿、こんな鹿。
久しぶりの入荷日、送品表を取り出す。


車中のとも。
片岡義男日本語の外へ (角川文庫)』(角川書店

そこではすべてのことが当然の権利だった。すべてが当然の権利である毎日のなかで、大衆は、常になにか不満を訴えていた。不満を言うことをとおして権利の拡大を常に図っていないと、自分たちの権利は削られ失われていくに違いないという不安が、その根底にあった。冷戦も、質的にはおなじ不安の上に立っていた。大衆という市民にろくな判断が出来ず、したがって彼らがろくな意見を持っていない最大の理由の発生源は、常になんらかの仕事をしていなければならない彼らの、その仕事のしかたにある。(p.136)


かなり早い時間に退勤。
帰りの近鉄電車でぐったりと眠る。