消えるメール、残る本
特に感想を求めないような小説もある。こちらに負担をかけないのだ。それでいて何かを感じさせるのだ。(p.9)
色川武大『友は野末に: 九つの短篇』(新潮社)を紹介。
荒川さんの文章、大好きだ。
こないだ、『過去をもつ人』の巻末の、荒川洋治の著作リストを見て気づいたのだが、
『夜のある町で』*1と『忘れられる過去』*2が載っていなかった。あの2冊は永久重版に指定して欲しい。
『忘れられる過去』は文庫*3にもなったけど、単行本で持っていたい。
中高時代の国語の先生と、亡くなる直前にやり取りしたメールのことを思い出して検索して、
読みなおした。Gmail、便利だ。その前に使っていたプロバイダーのメールは全滅した。
読みなおしたいメールは、いくつもあるのだけど。それはともかく、先生は、
ぼくを励ましてくれていた。病床からぼくを励ましてくれていた。