苦い思い出、夏の集い

三の隣は五号室


送品表をチェックしたり、ケータイをいじったり、
なかなか本に手が伸びない。やはり、袋に入っているだけで、
ちょっと読むのが億劫になっていることは否定できない。むむ。
降りる駅まであと少しになってようやく言い訳のように本を開く。


車中のとも。
長嶋有三の隣は五号室』(中央公論新社


昨日読んだ第一話をパラパラしながら、登場人物の、
五号室に住んだ年代だけを拾って確認していく。
勝手に年代順に記述されていると思っていたが、
最後のどら息子がすごく古い時代のことだったので、
アレ?と思って気になっていたのだ。確認してみると、だいたい、
古い人から新しくなっているようだったが、最後の三組で前後する。


登場順に見ていくと、
三輪密人(82年から83年のおよそ一年間)
四元志郎(83年から84年にかけて八ヶ月)
五十嵐五郎(84年から85年半ばまで)
六原睦郎・豊子(85年から88年まで)
七瀬奈々(88年から91年まで)
八屋リエ(91年から95年三月)
二瓶敏雄・文子(70年から82年)
九重久美子(95年から99年まで)
藤岡一平(66年から70年まで)


自分が初めて実家を出て一人暮らしを始めた時期も「登場」している。
面白そう。目次を見ると、第一話のあとに、「扉」の文字を発見。
そうだ、「扉」だ。本の構造の、その名前を昨日、
思い出せずに悶々としていたのだ。書いてあった。


夜のビールを目指して、次々と作業に襲い掛かる俺。


なんとかけりをつけて、小走りで熱い空気のかたまりの中へ。
八尾・筑波、両西武閉店の報を受け、西からの、東からの悲鳴に耳をすませているとすぐに近鉄奈良
啓林堂書店で待ち合わせ。Mさんに「お久しぶりです」と言われてもぜんぜんピンとこなかった。
とほんさん一周年のひとり芝居以来だとか。そんなにご無沙汰してしまっていましたか。


ビールを楽しみにしてきたはずなのに、
タイムサービスで安くなっていた焼酎に手を出す俺。(←なにやってんだよ!)
このメンバーで飲むのは、二度目だ。前回の集いは、2014年だった。*1


いやぁ、楽しく飲みました。またの機会を楽しみに。

*1:カフェの思い出、冬の集い:http://d.hatena.ne.jp/tori810/20140122