隣りの寝息の穏やかさ

海を越える日本文学 (ちくまプリマー新書)


読了。
張競海を越える日本文学 (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房


妻がうたた寝している横で、読み終えた。
中国・韓国と日本、アメリカと日本、
「ヨーロッパ」と日本。いろいろあるね、組み合わせ。
日本文学と「日本」との、対応関係は、いかに。
日本文学を研究することと、「日本」を研究することとの、
対応関係は、いかに。

文学作品の理解は意外にも消費様式と深いかかわりがあります。とりわけ、小説が海外で翻訳されるとき、翻訳する側のライフスタイルは作品の受容を大きく左右することがあります。(p.36)


楽しみで、済む場合もあり。
切実なる、相互理解へのてがかりであることも、あり。
なんにせよ、安らかなる隣人の眠りを、
脅かさないでいたいものです。