若いつもりが。

先生はえらい (ちくまプリマー新書)


停電があったらしい。
パソコンの画面か、電光掲示板か、
あたまのすみに、こすりついた情報。


世田谷線で、アンケートのようなものを実施していた。
そういうのは極力協力しない性なので、通過。


夜、久しぶりに会った仲間と飲んだ。
後輩に対して、なぜだかポロポロことばがあふれ、
「ああ、今おれはわけのわからないおじさんになっているかもな」
と思いながら、ビールをあおった。


問題は、問題ではないかもしれないが、
僕自身、まだ「若いつもり」で、未だに先生を探し続けている、
というところにあるような気もする。


帰りの世田谷線では、アンケートに協力。
ビールが、効いたのかもしれない。


読了。
内田樹先生はえらい (ちくまプリマー新書)』(筑摩書房

先生が先生として機能するための条件は、その人が若いときにある種の満たされなさを経験して、その結果「わけのわからないおじさん」になってしまった、ということである。(p.148)


そうそう、昼間、四谷書房さんのブログ(id:yotsuya-shobo)で、
黒岩比佐子さんが亡くなったことを知った。*1


つい最近、黒岩さんの日記を読んだばかりだったが、*2
あろうことか、最初の2連しか読んでおらず、「奈落の底」のことを、
読み落としていた。『パンとペン』を読まねば、と思った。


パンとペン 社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い

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