わからぬままに読みためる

現代思想のパフォーマンス (光文社新書)


最近気づいたが、電車でシートの前に立つときは、
本を読んでいる人の前に立つようにしているようだ。
仲間だと思っているのかもしれない。
仲間だと思われたいのかもしれない。


読了。
難波江和英、内田樹現代思想のパフォーマンス (光文社新書)』(光文社)

文脈がわからぬままに「ごろり」と投げ出された「決めのフレーズ」をシステマティックに暗記するというのは、それなりに有効な知的訓練だということになる。(p.428)


この「有効さ」を信じられたなら、中学・高校の「勉強」も、
わけもわからないワクワクがあふれる気がするのだが。
あるいは、知らず知らずのうちにそれを「信じて」、
お勉強してきたのかもしれないけどね。


分厚い新書であったが、すーっと読み進めた。
フーコーとか、バルトとか、レヴィ=ストロースとか、
別な解説書も読んでみたくなった。
え?原著?


ムリムリ。
ムリムリ。


『異邦人』も再読してみたいやね。