ライバル、アイドル、シャア・アズナブル

ライバルを探せ!―対立構造のすすめ (生活人新書)


久しぶりにバイト。
必要とされている、とまでは言わないが、
ぼくの居場所もまだいくつかあるのダス。
しっかりせい。


読了。
村松友視ライバルを探せ!―対立構造のすすめ (生活人新書)』(日本放送出版協会

ライバルは初めからライバルとして自分の前にあらわれるのではなく、つき合いの流れの中で不意にその貌を見せることもある(p.221)


落語のこと、プロ野球のこと、相撲、プロレス、文学、
モハメド・アリ、大リーグ、美空ひばり・・・。
「ライバル」というキーワードでとりあげたさまざまが、
それぞれの世界から「もっと知りたいだろ」と誘っている。


本棚で待っているのはこの2冊。
中上健次村上龍ジャズと爆弾―中上健次vs村上龍 (角川文庫 な 22-5)』(角川書店
村松友視夢の始末書 (ちくま文庫)』(筑摩書房


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)


松尾スズキドブロクの唄』(新潮社)
梶山寿子『トップ・プロデューサーの仕事術 (日経ビジネス人文庫)』(日本経済新聞出版社
一倉宏ことばになりたい』(毎日新聞社
岡井耀毅『昭和写真劇場』(成甲書房)
高橋源一郎山田詠美顰蹙文学カフェ』(講談社
池内紀出ふるさと記』(新潮社)
太田治子石の花―林芙美子の真実』(筑摩書房
田中眞澄『ふるほん行脚』(みすず書房
関川夏央家族の昭和』(新潮社)
是枝裕和歩いても歩いても』(幻冬舎
石田千踏切みやげ』(平凡社
石田千山のぼりおり』(山と溪谷社
鴻巣友季子孕むことば』(マガジンハウス)
角田光代何も持たず存在するということ』(幻戯書房
タナダユキ百万円と苦虫女』(幻冬舎
長嶋有夕子ちゃんの近道』(新潮社)
井上雄彦伊藤比呂美漫画がはじまる』(スイッチパブリッシング)
野中柊恋人たち』(講談社
原田マハごめん』(講談社
町田康破滅の石だたみ』(角川春樹事務所)
アレグザンダー・マコール・スミス、小林浩子『ささやかなしあわせ―デートにまつわる9つの物語』(ヴィレッジブックス)
森省歩『ドキュメント 自殺』(ベストセラーズ
椎名誠長さ一キロのアナコンダ』(早川書房
BRUTUS (ブルータス) 2008年 6/15号 [雑誌]』(マガジンハウス)
原研哉』(中央公論新社
Pooka編集部『酒井駒子 小さな世界 (Pooka+)』(学習研究社
菅原一剛『写真がもっと好きになる。』(ソフトバンククリエイティブ
細野晴臣鈴木惣一朗細野晴臣分福茶釜』(平凡社
角田光代岡崎武志([か]1-1)古本道場 (ポプラ文庫)』(ポプラ社
恩田陸小説以外 (新潮文庫)』(新潮社)
角田光代おやすみ、こわい夢を見ないように (新潮文庫)』(新潮社)
吉田豪元アイドル! (新潮文庫)』(新潮社)
坪内祐三私の体を通り過ぎていった雑誌たち (新潮文庫)』(新潮社)
北尾トロ男の隠れ家を持ってみた (新潮文庫)』(新潮社)
上野正彦『「死体」を読む (新潮文庫)』(新潮社)
角田光代いつも旅のなか (角川文庫)』(角川グループパブリッシング
森まゆみ昭和ジュークボックス (ちくま文庫)』(筑摩書房
左翼はどこへ行ったのか! (別冊宝島 ノンフィクション)』(宝島社)
芸術新潮 2008年 06月号 [雑誌]』(新潮社)
千葉智之、中川ミナ『出逢いの大学』(東洋経済新報社
伊藤明『人生が劇的に上向く「脳内会話」の法則―成功も幸運も3語で手に入る』(ダイヤモンド社


『ドブロクの唄』表紙イラストは100%ORANGE
『顰蹙文学カフェ』高橋源一郎のまえがきが、よい。
『出ふるさと記』は、とりあげている作家が、よい。
高見順金子光晴安部公房永井荷風牧野信一
坂口安吾尾崎翠中島敦寺山修司、尾崎放哉、
田中小実昌深沢七郎の12人。


『ふるほん行脚』は、全く見逃していた。面白げ。
本の色も、いい感じ。
『踏切みやげ』は『踏切趣味』を読んでから!
『山のぼりおり』の装画は安井須磨子。すてき。
石田千の本、持ってるだけでちっとも読んでない。
百万円と苦虫女』帯に、蒼井優の写真。映画?
『夕子ちゃんの近道』ぜんぜん新刊じゃなかった。
大江健三郎賞の帯が巻いてあったから、うっかり。
帰ったら連れの本棚に入ってた。やれやれ。


『漫画がはじまる』まえがきで井上雄彦が、
伊藤比呂美のおかげでいろんな思いが言葉にできた、
みたいなことを言っていた。インタビューや対談、
そんなおおげさなことでなくとも、語り合うことで、
そのひとのこころの深いところへ入っていけたら、
そのひとのこころの核のぶぶんをことばにできたら。
たとえ僕自身がことばをつむがなくても、
そのひとのことばが生い茂る助けになれたら、いいね。


BRUTUS』「三谷幸喜失踪事件!?」
『白』本文中にはついに見つけられなかったが、
頭の中を流れ続けていたのは「白い一日」。*1
英文併記で、英文は左側から。収められた文章は少ないね。
帯で内田樹のコメントも載っているのだが、買うに至らず。
酒井駒子小さな世界 (Pooka+)』酒井駒子の絵は、
表紙になってるのを見たときに一番、どきっとする。


『古本道場』解説は石田千。いくつか増補あり。
『元アイドル』あとがきによると、増補どころか、
何人かのインタビューが割愛されてしまったそうな。
でも吉田豪の、なんとか文庫ならではの部分を、
という気持ちから、掲載できた元アイドルのその後について、
それぞれに少しだけ増補あり。文庫化に対する思いが、
とても嬉しかった。買おうと思ったよ。あと、親本も、
探してみようと思ったよ。*2


一方、『いつも旅のなか』は、ざっとみたところ、
増補はないもよう。単行本があるからいいかなぁ。
芸術新潮近藤良平インタビューだけ立ち読み。

*1:白い一日:小椋佳作詞・井上陽水作曲

*2:元アイドル!』(ワニマガジン社