笑って生きよう。
〈わめぞ〉の鬼子母神古本まつり*1
10時ちょっと前に行く。まだ、西武百貨店とかはやってなかった。
なのにもう、大盛況。大盛況の古本市は苦手だ。
人が前に立っていると、かき分ける気もしない。
人がいないところ、いないところを探す。
とはいえ、できれば左から右、右から左、と、
流して見たい気持ちはあるから、ここの棚まで見た、
次はそこの棚、とペンキ塗りのように。
退屈男さんの箱の前が空いている。*2
関川夏央『おじさんはなぜ時代小説が好きか (ことばのために)』が。
帯はなかった。「ことばのために」を追いかけたい、
追いかけたくはあるが、と視線を左へ滑らせていくと。
!!
『『風流夢譚』事件以後』があるじゃないですか!!
池袋西武の古書市で、2100円のものを見送ったアレだ。*3
650円くらいだったと記憶。ビニールの表紙の下にパラフィン。
美本。お見事です。いただきます。
この一冊を手にして棚を回ったからか、
スイスイ手が伸びてしまう。そういうつもりで来たのじゃないのに。
九蓬書店の棚から『カフェ・ジェネレーションTOKYO』を。
こいつも帯あり。やっぱ帯があると心強いよね。300円。
どなたの箱だったかは忘れてしまったが、
文庫の二段積みにしてある下段に、肌色の背表紙帯つき。
『昭和電車少年』、きれい。どうして300円かしら。
いただきます。
立石書店だったか、山盛りの『東京人』。
持ってたか持ってないか際どいやつは退けて、
間違いなく持ってない、『東京人 no.76 1994 1月号』。
中村吉右衛門が鬼平について語ってます。
懐が寂しいので、この辺で。
おそらく退屈男さんだと思われる男性がレジに。
購入後、ふらりと一周すると、見ていない箱が外側に。
あ!そういえば木村衣有子さんも箱を出していたっけ。*4
木村さんの箱から何か一冊、ということで、『大人の友情』。
購入。
中村智子『『風流夢譚』事件以後―編集者の自分史 (1976年)』(田畑書店)
永井宏『カフェ・ジェネレーションTOKYO』(河出書房新社)
実相寺昭雄『昭和電車少年 (ちくま文庫)』(筑摩書房)
『東京人 no.76 1994 1月号』「時代劇が面白い。」(東京都文化振興会/教育出版)
河合隼雄『大人の友情 (朝日文庫 か 23-8)』(朝日新聞社)
雑司が谷駅から、副都心線に乗って、新宿三丁目駅へ。
電車の中身は、それほど新味はなくて落ち着いて乗れます。
それでいいよ。ホームのイスは、ちょっと変わってた。
写真は雑司が谷のだが、他の駅のもたぶん共通デザイン。
新宿で、初TSUTAYAに。クーポン半額。
半額言われないと使うお金ゼロなのに、
半額言われると、けっこう使ってるよ。
やるな、クーポンパワー。
で、ついに借りることが出来ましたわよ。ユニコーン。
阿部義晴、手島いさむ、奥田民生、堀内一史、川西幸一『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン』
中3のとき、友達が聴いていたのを、奇跡的に覚えてる。
あー、でもそいつの名前が、今、出てこない。
顔は出てくるんだけどなぁ。すぐに会いに来てよ。
そしてたまにやってくるUFJの休業日。
頼むよ!手持ちないんだよ!
車中のとも。
梨木香歩『ぐるりのこと (新潮文庫)』(新潮社)
えー、もうおなか一杯な今日の記事ですが、
もうちょっとおつきあいくださいな。
ブックオフ初めて訪問、今日も一件。
購入。ブックオフ池尻大橋店。
河合隼雄『猫だましい (新潮文庫)』(新潮社)
伊藤たかみ『ミカ! (文春文庫)』(文藝春秋)
山田詠美『対談集 内面のノンフィクション (文春文庫)』(文藝春秋)
吉野朔実『お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)』(角川文庫)
角田光代『ぼくとネモ号と彼女たち (河出文庫)』(河出書房新社)
『猫だましい』は、当然、昨日の奇跡の猫タッチの流れ。
猫にだったら、裏切られても仕方ないと思えるわ〜。
『ミカ!』 解説は長嶋有。解説を読んで、買うことにした。
『ミカ×ミカ! (文春文庫)』もあったけど、まずは一冊。
今日のおいらは、わりと真剣に買う本を吟味できたと思う、
つって、午前中にいくら使ったと思ってるんだ!
『内面のノンフィクション』は、福武文庫版と、
両方あって、装丁は福武文庫のほうがよかったんだけど、
佐野洋子のイラストだったんだけど、文庫版あとがきの有無で、
文藝春秋に軍配。小島信夫との対談が決め手といえば決め手。
他、瀬戸内寂聴、島田雅彦、谷川俊太郎、野坂昭如、
大島渚、井上ひさし、吉田ルイ子、佐伯一麦。
『お母さんは「赤毛のアン」が大好き』 なんと、
柴田元幸と、ポール・オースターについて対談してる。
『少年は荒野をめざす』を知ってしまったからには、
吉野朔実っていう名前にもっと反応しなきゃいかんね。
帰宅してから、表紙見返しで再確認してるようじゃ。
まだまだ!
本を探したり、読んだり、それは一人でもできる。
けれど、本の話、たくさんたくさんしたいです。
少女マンガのことも、もっともっと知りたいです。
それは、ひとりではできないのです。
猫が相手では、無理なのです。
さて、今日の締め。
情熱大陸にナガオカケンメイ。録画予約していたけど、
ちょうど部屋にいたので、途中から見る。
ぐわー。久しぶりに彼の姿勢に触れたけど、
やっぱこの人の考え、ぐっとくるなー。
近いうちに、読み返そ。じゃない、初読、初読!
ナガオカケンメイ『ナガオカケンメイの考え』(アスペクト)
ナガオカケンメイ『ナガオカケンメイのやりかた』(平凡社)
こんなのもある。これは読んだ。
ナガオカケンメイ『ふたりの絵本 結婚。 (新風舎文庫)』(新風舎)
すごく素敵な夫婦で、しびれたんだけど、
あとがきによれば、離婚。
でも、画面に映る彼の笑顔は、すごかった。
ああいう風に、笑って生きようと思った。
*1:〈わめぞ〉の鬼子母神古本まつり:http://d.hatena.ne.jp/wamezo/20080527
*2:退屈男と本と街:http://taikutujin.exblog.jp/
*3:本をたくさん買った日記(再び):http://d.hatena.ne.jp/tori810/20050219
*4:ライト日記:http://mitake75.petit.cc/