名前に詩魂あり

冬の本


久しぶりに寝坊したので、朝食抜き。
駅で温かいカフェオレを買って、
こっそり車中で飲み干す。
飲み終えた缶は足で固定。


車中のとも。
冬の本』(夏葉社)


この短さで、さまざまな書き手からぱしん、
ぱしんと気合いの入った文章を手渡されるとき、
タイトルの下に記された名前にすら、
詩魂のようなものを感じてしまう。


漢詩みたいな。


角    片    北
田    岡    沢
光    義    街
代    男    子


とか。


北村知之というひとの「小さな町にて」が良かった。
どんな作家さんかと巻末を見たら、書店員さんだった!
むぅ。思わず、唸る。


今日は、角田光代から杉江由次まで。