今日、読みたいのは、どの風味?

はじめてのコーヒー


ここのところ、自信を持って車中のともを選べてないのだが、
今日は妻に「これ読めば」と言われて、すっと手にできた。
なるほど、こういう本を読むってのは、案外、心に優しいな。
仕事の本でもなく、小説でもなく、エッセイでもなく。


車中のとも。
堀内隆志、庄野雄治『はじめてのコーヒー』(mille books)

庄野 キャリア20年くらいの焙煎人でも、焙煎ノイローゼで胃潰瘍になって2週間入院した方もいましたから。だから、神経が細い人は焙煎をやらない方が良いです。
堀内 焙煎に向いているのはプロレス好きなタフな人。焙煎は受け身が重要ですから。
(p.20)


ふたりの掛け合いが、ほんのりユーモラスで心地よい。
堀内さんの「いろんな『好みの味のギア』を選べるようになると、
より楽しめるのではないか」(p.26)ということばに、
なんだか励まされたようでありました。


そういう風に、本も選びたい。