購書と読書の意外なカンケイ
車中のとも。
村上春樹、柴田元幸『翻訳夜話 (文春新書)』(文藝春秋)
翻訳つながり、問答つながり。
そういえば、『翻訳問答』*1が出たばかりのころ、
タイトル間違ってついつい「夜話」って言ってしまってた。
それくらい「翻訳」から始まる四字熟語は、「翻訳夜話」に支配されていた。
今は逆に「問答」って言っちゃうけども。
「フォーラム1」は、1996年11月の、柴田元幸の翻訳ワークショップ。
20年前だ。村上春樹が、小説家である自分をして「かけがえはある」と
言っている。いっぽうで、翻訳をやっているときには、
「自分がかけがえがない」と感じる、という。
本屋さんのかけがえのなさ、
書店員のかけがえのなさを、
思う。
取りかえは、きくだろう。
されど、というところで。
気になる新刊。
『kotoba2016年春号』(集英社)
『kotoba2016年春号』特集は、「映画と本の意外な関係」。
購入。
ジュンパ・ラヒリ、中嶋浩郎『べつの言葉で (新潮クレスト・ブックス)』(新潮社)
引き続き、翻訳街道を歩いているので、
このタイミングを押さえておこうかと。
帯に「40歳を過ぎて経験する新しいこと」とある。
*1:片岡義男、鴻巣友季子『翻訳問答 英語と日本語行ったり来たり』(左右社)