辺境で立ち見

辺境ラジオ


娘を保育園に預けたあと、iPodで懐かしい歌を耳に入れながら、
皿を洗う。楽しい。8月に出したクリーニングを取りに行く。
昼過ぎに出かける。今日は、辺境ラジオのトークセッションなのだ。
早めに着いたスタンダードブックストアで食べたり飲んだり読んだり。


読了。
いしいしんじぶらんこ乗り (新潮文庫)』(新潮社)


再読。
あらためて、自分の忘却力に感謝。
出掛けにふいと手にとって読んだのだけれど、
いろいろ忘れていて初読に負けないくらい、
どきどきうるうるしながら読めました。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
富坂聰中島岳志比較で読み解く 中国人とインド人』(講談社
中沢新一僕の叔父さん 網野善彦 (集英社新書)』(集英社
大森久雄『山の旅 本の旅―登る歓び、読む愉しみ』(平凡社
野田知佑さらば、ガク (文春文庫)』(文藝春秋
野田知佑旅へ (ポプラ文庫)』(ポプラ社
考える人 2012年 11月号 [雑誌]』(新潮社)
原武史レッドアローとスターハウス―もうひとつの戦後思想史』(新潮社)
松岡正剛松丸本舗主義 奇蹟の本屋、3年間の挑戦。』(青幻舎)
西畠清順『プラントハンター 命を懸けて花を追う』(徳間書店
高村友也『Bライフ10万円で家を建てて生活する』(秀和システム
柴田元幸(編・訳)『柴田元幸ハイブ・リット』(アルク
ポール・オースター村上春樹カズオ・イシグロリチャード・パワーズレベッカ・ブラウンスチュアート・ダイベックシリ・ハストヴェットアート・スピーゲルマンT・R・ピアソン柴田元幸ナイン・インタビューズ 柴田元幸と9人の作家たち』(アルク


山の本のコーナーに、久しぶりにときめく。
旅の本とか、山の本とか、タイトル眺めるだけでしんどいときもあり、
なかなか難しいところなのである。それでも山の本てけっこう、
本屋さんによってジャンルのふりわけが大変みたいで、
エッセイとか山岳実用書とかスポーツとか、散在してしまいがち。
こんな風に心地よく仲間たちが集う本屋さんは、貴重と思う。


『考える人 2012年 11月号』第11回小林秀雄賞決定発表され、
著者の小澤征爾村上春樹の受賞者インタビューが掲載されておる。
立ち読みしてもうた。小澤征爾のコンサート、行きたい。


イベント準備のためいったんカフェが閉まるのを潮に、
帰りの読む本を捜そうとブックオフにでかけたのがまちがいで、
戻ってきたらすごい人。ぼくの整理番号はとっくに呼ばれていて、
しっかり立ち見でございました。ああ。こういうめぐり合わせなんだ。


タツルは、ひとびとの頭のすきまからチラチラとだけ。
さすがのアナウンサー西さんのはっきり発声に比べて、
内田樹せんせの声はときどきものすごく小さくなり、
標準でもなかなか聞き取りにくい。うーん。


名越せんせは、なんとも優しい人柄がにじみ出ているようで、
とても感じがよかった。公では言ってはいけない(?)ようなことも、
冷や汗ふきふき言ってくれたようで、参加した甲斐があった印象。
とはいえ、どの辺りがどんな風にオフレコなのかはわかってないのだが。


内田樹センセイの印象は、お調子者の陽気なおっちゃん。
学生さんに人気だろうなぁ、と思う。もし自分が教わっていても、
熱狂的なファンの人垣を遠巻きに見ていることになりそうだな。
トーク終了後、3人は握手でおみおくり


購入。スタンダードブックストア心斎橋店。
内田樹名越康文西靖辺境ラジオ』(140B)


途中で出かけたブックオフでは何も買えず、
ただ立ち見するために中座した態のわたし。
一番熱が高いうちに買え、ってことで、
お三方の書籍を購入して帰りました。