自販機さえも頼りにして

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)


読了。
村上春樹ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)』(新潮社)


酔って帰る電車の中でいいところまで来ちゃって、
家までの商店街を、自販機のあかりなんかを頼りに、
読み読み帰って、最終的には布団の上で読み終えた。


なるほど、これが、物語の終わり、か。


ふらふらになりながらもついつい読まずにいられない、
そんな求心力・推進力と、結末を用意する能力とは、
また別のものなのかもしれないな、などと思ったり。


繰り返しになるが、第2部までで終わりと思ってた人が、
この第3部を読み終えたときの感慨といったら、
深かったろうな。(感慨といったら深かったろう、って、変な言い方)