逃げられますか。
車中のとも。
角田光代『みどりの月 (集英社文庫)』(集英社文庫)
こら!オレンジのスカートの女!
読んでいて、強い不快感に悩まされる。
この強さが、物語のちから。ああ。
しかし、実際、じぶんがこういう場にいたら、
果たして、ひとりでさっさと逃げ出せるかしら。
その場にだらだらとたたずんで事態の変化を待つとはなしに、
待つことになるんじゃないかしら。
どうかしら。
風呂読。
村上春樹、安西水丸『「ひとつ、村上さんでやってみるか」と世間の人々が村上春樹にとりあえずぶっつける490の質問に果たして村上さんはちゃんと答えられるのか? (Asahi Original)』(朝日新聞社)