本の中に、本を読む。
車中のとも。
荒川洋治『世に出ないことば』(みすず書房)
p.120表題作「世に出ないことば」、意外にも長嶋有。
荒川エッセイには、自分でも読みそうな本は、
あんまし出てこない気がしていたからね。
これ読んで、『ジャージの二人』読みたくなりました。
有隣堂アトレ恵比寿店には、なかった。
新明解国語辞典も、欲しくなった。
気になる新刊。
阿川佐和子、檀ふみ『けっこん・せんか (文春文庫)』(文春文庫)
角田光代『太陽と毒ぐも (文春文庫)』(文春文庫)
出久根達郎『本の背中 本の顔 (河出文庫)』(河出文庫)
遠藤周作『狐狸庵読書術 (河出文庫)』(河出文庫)
長嶋有『パラレル (文春文庫)』(文春文庫)
片山洋次郎『整体。共鳴から始まる―気ウォッチング (ちくま文庫)』(ちくま文庫)
吉行淳之介『懐かしい人たち (ちくま文庫)』(ちくま文庫)
『かまわぬ手ぬぐい百科』(河出書房新社)
『懐かしい人たち』で、向田邦子のとこを立ち読み。
男女の機微(?)について向田批判めいた文章で、
ちょっぴり寂しくなる。吉行好みでない男女のあり方も、
あるんじゃねーの?と。ま、故人同士のことだから、
あの世でふたりで語り合ってもらえてればけっこうですが。
あと、開高健とのエピソードで『人生処方詩集』が出てきた。
吉行は、あまり好かなかったそうだ。うー。あんなに素敵なのに。
吉行とは、仲良くなれそうにねーな。