本のある生活

タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)


読了。
足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫)
最後の方は、もう小説って感じだったな。
面白かった。けっこう長いスパンで青春を描いているので、
ある意味、実際の自分の記憶みたいなようにも感じた。


つまり、ある部分の記憶ははっきりしているのだけど、
あいだは意外とすっぽり抜けていて、たとえば8つくらいのエピソードで、
ぼくの青春は振り返ることができるんじゃないか、と。
そういう振り返りのサイズが、なんか、自分のみたいだな、と。


今朝、親友から写メールが届いた。息子誕生。
なるほど、ぼくもとっくに青春を終えている年齢なのだろう。
けれどもなかなか、しがみついているようじゃないか。
大きな声では言わないが、青春を満喫しているようじゃないか。


バイトにゆく途中の電車で読み終えたので、
勇んで青山ブックセンター六本木店。
こないだと同じくらいの時刻だったが二度目だからか、
落ち着いて店を回れた。そういえばこないだ書かなかったが、
書いたか?窓ができているのだ。書棚の間に、いくつか。
六本木の風景を取り込んで、ABC、やはり、いい感じ。
こないだよりはっきりと、いいんじゃないか、と思えた。


で、何を買おうかと思いをはせたときに、
すぐに浮かんだ。で、購入。


坪内祐三一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)』(文春文庫)
こんなふうにして、たどりついた、二度目のゆうぞう。
面白く読めるかな、面白く読めるかな。


今日はね、久しぶりに本屋をまわったのだよ。
渋谷にも上陸、ひさびさに、パルコブックセンターではなくて、
リブロ。レジ前で、身体論ぽいフェアをやっていた。
前にABC六本木でもやっていたが、あちらとくらべると、
もう少しやわらかい本にも及んでいるようで興味深かった。
なんとなく、もうパルコブックセンターと比べて嫌うのはやめられそうだ、
と、そう感じた。ストレッチの本とか見た、本屋を囲む雑貨屋もよいし。


下北沢にも立ち寄った。
ヴィレッジヴァンガード下北沢店。
『d long life design』が並んでいる。
どこまで買ったか思い出せない、中を確認。


たぶん読んでないな〜と思いながら、
深澤直人の連載ページではっとする。


CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection


→このジャケットが写っておる!ぐあー、スピッツ
読んでない、読んでない。購入しよう、そうしよう。


気になる新刊。
村上隆芸術起業論』(幻冬舎
INAXギャラリー企画委員会『タワー―内藤多仲と三塔物語 (INAX BOOKLET)』(INAX出版
忌野清志郎サイクリング・ブルース』(小学館
丸山俊一、水高満『異化力!―「英語でしゃべらナイト」の発想術』(日本放送出版協会