青春の範囲

ちいさな手づくり絵本


気になる新刊。
小林信彦うらなり』(文藝春秋
吉田修一初恋温泉』(集英社
石田文子、中村一弘『小さなキミ』(小学館
水野真帆『ちいさな手づくり絵本』(毎日コミュニケーションズ
立川志の輔志の輔らくご的こころ―ふしあなから見た』(主婦と生活社
ペナルティ『ペナルティのマイナースポーツ体験記 日本代表になろう!』(主婦と生活社
田村記久恵『悦楽バイリンガル子育て―オットは外国人 コドモは未来人』(主婦と生活社


車中のとも。
足立倫行『1970年の漂泊 (文春文庫)』(文春文庫)


後半になるにつれ、章と章との間の時間経過が
大きくなっているように感じる。
1970年に行った海外放浪の記録が順番に報告されている、
と勝手に思いこんでいたのだが、だいぶ違った。


最初の三章は日本にいる。
しかも既に海外で長期滞在を済ませたあとだ.
その後、アリゾナ、メキシコでの旅の記録は、
ようやくイメージ通りの「漂泊記」になるが、
「ロンドンからの手紙」まで来ると、もはや、
いい大人だ。1973年にもなっている。


次の章に、容易に読み進める事ができない。
ズバっと時代が変わるから、一息入れたい。
電車を下りるまで、本を閉じて、悶々とする。