読んでるときは考えない?

雑貨のしごと


車中のとも。
坪内祐三一九七二―「はじまりのおわり」と「おわりのはじまり」 (文春文庫)』(文春文庫)
話題のゆれが、多少、読みにくいこともなくはないが、
連載を意識した構成が、どこかへ連れて行ってもらえるんだな、
という安心感・ワクワク感をもたらしてくれる。


お恥ずかしい感想で申し訳ないが、
「よく知っている人に教わる」という感覚。
まずは、「へー」とすべて飲み込んでしまおうか。
こないだの佐野眞一読んだときも、やはりそういう、
「教わる喜び」みたいなのを感じた。


ショーペンハウアーか誰かが、
「本読むと、自分で考えなくなるから読むな」
みたいなこと、言ってなかった?


気になる新刊。
山田英春巨石―イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房
結婚 (あたらしい教科書 5)』(プチグラパブリッシング
西川敦子『雑貨のしごと』(アスペクト