とり、本屋さん@あべのにゆく

須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通


放課後、建物の外へ出るとすごい熱気。
この暑さのなかでみんな生きていたのか。
今日は妻子が外でごはんを食べてくるので、
自分も食事を済ませて帰るつもり。ちょうどいい。
環状線天王寺までゆく。そういえば以前に、
降りたばかりの環状線に飛び乗って、
天王寺へ行ったこともあった。


100均で買い物をしたかったので、
天王寺でうろうろ、あべちかでようやく、
目的の品を買うことができた。改めて、
あべの攻め。レジに北村さんを確認。


まずは入ってすぐ海外文学の棚へ取りつく、
とそこは旅の本の棚になっている。そうか、
棚替えをしているのか。海外文学の本は、
旅の本の右側へと回りこんであり、
数も少なくする途中のようだった。


今日、買って帰ろうかという候補を、
指折り数えながら、いつもよりゆっくり、
棚を眺めて歩く。ぐるっと店を回ってから、
もう一度海外文学のところに戻ってくると、
北村さんが本を移動していた。少しだけ、
ご挨拶だけ、と思いながらも、
ついつい話し込む。


気になる新刊。(既刊もあるデヨ)
J・D・サリンジャー金原瑞人このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年 (新潮モダン・クラシックス)』(新潮社)
山崎佳代子『パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶』(勁草書房


購入。スタンダードブックストア@あべの。
堀江敏幸河岸忘日抄 (新潮文庫)』(新潮社)
須賀敦子遠い朝の本たち (ちくま文庫)』(筑摩書房
須賀敦子松家仁之、久家靖秀『須賀敦子の手紙 1975―1997年 友人への55通』(つるとはな)


スタンダードブックストアのカフェで食事。
コーヒーを飲みつつ、はがきを書いたりする。
本屋以外でくつろげるところはなかなかないので、
「本屋で食事」ができる店は僕にとって貴重な存在。
それでも、その店にいた人がいなくなってしまうと、
その店の存在感が変わってしまいそうな気もする。


これからも、降りた電車に飛び乗ったり、
食事をしに本屋に出かけるような店であるかどうか、
それは分からない。僕は、行きたいお店に行く。
会いたい人に会いに行く。「本屋さん」にゆく。


もう寝る段になって、『須賀敦子の手紙』をパラパラしたら、
面白すぎてどんどん読んでしまった。あぶねぇ、あぶねぇ。
今日は、なんかいい土曜日だったな。明日も仕事を頑張ろ。