あべの初め2018「散財」

ハックルベリー・フィンの冒けん


駅までダッシュ。なんとか休日ダイヤに対応。
地面の濡れ具合で、ゆうべ洗濯物を干した後にもまた雨が降ったらしいことを知る。


車中のとも。
読書猿『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』(フォレスト出版

 アイデアがもたらすのは、せいぜい我々のものの見方や考え方の変化に過ぎない。しかし真に新しいアイデアは、これまでとは異なるものの見方を引き出すことで、これまで見過ごしていた側面に気づかせたり、軽視していた側面の重大さに注意を向けさせる。
 こうして行動のレパートリーが広がり、異なる行動が生起することで、これまで悪循環を形成していたループが切り替わる。我々はそれを解決と呼ぶのである。(p.304)


「リフレーミング」、読んだ。力の入った節だった。
柴田訳でのトム・ソーヤーも読みたくなり。そうや、ハックのことも忘れてた。
もう刊行されていたのだっけ?


『家族行進曲』*1、「あたたかな手」ばかり何度も聞いてしまう。
歌を耳に流し込み続けたくて、本は手にせずTLを泳ぐ。


鶴橋で降りた環状線に、発車ベルを聞くなりまた飛び乗ってしまった。
本が欲しかったのか、彼に会いたかったのか。


ところが、北村さんの姿は見えなかった。
かなりの高確率でお会いできていたから、
今日も当然、会えるものだと思っていた。
柴田訳のハックルベリーも、置いてあるんだろうと期待していたが、
見つけられなかった。こちらは、あると思っていなかった一冊に、
腕を捕まれて購入。あぁ、フィルムアート社さんの気配。


購入。スタンダードブックストアあべの。
十八番の噺ー落語家が愛でる噺の話』(フィルムアート社)


駅へと急ぐぼくの目にふとエスカレーターが映る。
考える間もなくからだが吸い寄せられていく。
スタンダードブックストアになかったなら、
いずれ難波のジュンク堂に行くしかない。
そのとき「みすず」と一緒に買えばいい。
うまくしたら、欲しい気持ちさえ霧散して、
散財から逃れられるかもしれなかったのに。
どうしてぼくはエスカレーターをのぼっているの。


購入。ジュンク堂書店近鉄あべのハルカス店。
マーク・トウェイン柴田元幸ハックルベリー・フィンの冒けん』(研究社)
レアード・ハント柴田元幸今井亮一、福間恵『英文創作教室 Writing Your Own Stories』(研究社)


自分の、本を買うに到る気持ちのメカニズムが知りたい。
現金を持たせたらダメだな。アル中にも似た依存のケがある。
危ない。何か気持ちがよろしくない状態にあるのかもしれない。


車中のとも。
読書猿『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』(フォレスト出版


うとうとしながら因果ループ図まで。