本屋でしかも青春で

ガラケーは充電できないので置いてきた。
右ポケットが心もとないような、すっきりしてるような。
TLを確認することもできず、ごく自然に本を手に取る。


車中のとも。
石橋毅史『本屋な日々 青春篇』(トランスビュー


本おやさんが出てきた。
青空書房の話も出てきた。
『書店員さんで一箱古本市』も出てきた。
これは、見に行った。確か、本も買った。
ハイパーブックスゴウダ茨木店の名前も出た。


虫の目、鳥の目、なんて言ったりする。
ぼくは、とり、とか名乗っておきながら、
全く俯瞰的に物事を見ることが苦手で、
虫どころか、目が無い生き物、なんじゃないか、
っていうくらい、近視眼的な仕事の仕方しかできず、
今日も今日とて、ミスが発覚して、あわあわとしながら、
上司や取引先の人や、一緒に働く人たちに、助けてもらって、
生きのびた。ありがとうございます。もちろんあなたたちは別に、
ぼくの命を助けようと思っているわけではないのでしょうけど、
その優しさにぼくはすっかりぶらさがってしまっています。


一昨日教わった公衆電話に、
今日は迷わず歩み寄る。今日は、妻が出た。
ヨーグルトを頼まれた。通話料20円。


車中のとも。
石橋毅史『本屋な日々 青春篇』(トランスビュー


本おやさん、シマウマさん、北書店さんが、
何度も登場する。堀部さんや内沼さんも登場して、
お!と思ったが、ほんの少しの記述しかない。
石橋さんの関心は、低いのかもしれない。


「青春の本屋」に入って、花田菜々子さんが登場。
今や、「であすす」で大人気の花田さん。このインタビューの頃は、
もう少し、穏やかな日々を過ごしていたのだろうか。いや、
それはそれで忙しくしていたことだろう。ヴィレッジ時代と、
今とでは、忙しさの質も違っているはずだし。その花田さん、
とても素直で熱いことば。読んでいて、すがすがしい。


アキヨシさんとのところも、面白かった。
なんといっても、「青春」だからね。
他人の青春記好きとしては、
もう、間違いないわけよ。